2008年5月 1日 (木)

ちょっとまじめな高速道路の話(8)

アサヒ新聞ニュースでこのような記事が出されていましゅ。

買収4車線、建設は2車線 高速道の2000キロで

毎度おなじみ、何でも無駄と言いたがりのアサヒ新聞さんです。

無駄というのはいいけど、ちょっとマコの手持ち資料を駆使してあげあしを取っておきまちょう(笑)

4車線の用地を確保しておいて、実際に4車線になるべき交通量に達しないのは予測が過大だからだ、というのが主旨のようデス。

無駄という指摘が的外れというわけじゃないけど、理由が間違ってるのわ。

4車線と決まるのは整備計画の段階だけど、整備計画の時の交通量予測が過大だから4車線になったわけではなく、有無を言わさず4車線だったのデス。(その点を無駄だというのであれば当たりw)

なにしろ、整備計画前に行う環境アセスメントの段階でもともと道路構造令上4車線に必要な交通量がない道路が山ほどあるんですから。

なぜ無理やり4車線にするのか、マコなりに考えると、道路構造令では概ね開通から10年後の交通量を計画交通量とするので、高速道路が有料の状況の交通量が予測の対象になるわけね。

しかし、今後数百年にわたって使えるであろう高速道路を最初の数十年が有料であったがために少ない交通量で見積もって過小設計にすると将来に遺恨を残す、と政治家が考えたのではないかと思うのでしゅ。

たとえば、北海道の長万部付近を通る道央道の予想交通量はたしか約3000台/日。道路構造令では当然2車線の道路になるはずね。

でも、この道路が無料になったら並行する国道5号線の交通量の大部分が高速に転換することになり、ゆうに10000台は超えると考えられるのわ。

もっとも、4車線分の用地は45年後に買えばいいという主張はアリだと思うから、無駄という論法は成り立つ。

だから「暫定2車線」にするか「完成2車線」にするかの基準がなかったことが無駄の原因だといえばマコは賛成。

実は、なぜ完成4車線にする見通しがなくても、なぜ4車線で買収するのか、別の理由も知ってるんだけど、それはまさに無駄な理由なのであえて言わないw

これはたぶんみんなの想像どおりだからネwww

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2008年4月25日 (金)

ひねくれマコのウラ読み

ニュースで耳にする言葉、特に政党の人とか、民放のコメンテーターとか、ズバズバものを言う人の言葉って、明らかに誰かを攻撃するように言葉を選んでいるよね。

マコが実際に聞いた例でも、アポなしで取材に来たテレビの人に「担当の者が不在ですので」と事前に連絡してから来るように促したところ、番組の中で会社のシルエット画面に大きく「取材拒否!」と赤い文字でドーンと放送された例があったらしい。

拒否は拒否だけど、これは意図的に「犯罪事実を隠そうとしている」という印象を与えようとするもので、そのことを会社が抗議しても「そんなこと一言も言ってません」とはぐらかそうということなのでちょう。

この話を聞いた時以来、マコはニュースなんかで万人受けすることをいう人のウラには何かそういう意図があるんじゃないかと疑うようになったのわ。

特にいま感じるのは「道路特定財源問題」!

民主党の言うことは文字通り聞けば不正や無駄をなくしてくれそうに聞こえるけど、それに加えて最近「総選挙」を早くやれという話が聞こえてくる。

そこでマコが考えるウラの見方。

今暫定税率が失効している弊害が発生するのはたぶん半年~1年後くらい。倒産する企業が増えたり、財政再建団体が続々出たりするかもしれまセン。

暫定税率の失効で無駄な道路ができなくなるんだと喜んでいた人の、その人の家の近くの道路事業がストップして、ようやく無駄という議論の難しさに人々が気づき始める人が増えてくるでちょう。

そうなると、力技で暫定税率を失効に追い込んだ民主党の政策に批判する人が増えてくるはず。

そんな時期に総選挙なんかやったら不利に決まっている。

大衆が気づく前に総選挙をやって政権を取り、後から批判が来ても自民党のせいにしてフタをすれば3年後にはみんな忘れてるだろう…

…というふうなウラがあるんじゃないかと。

ま、いち個人の勝手な憶測だけどネ。

でも本当だったら被害をこうむるのはいつも国民。こういう見方をする人がいてもいいんじゃない?

ちなみに、こないだ日銀総裁の裁決のときに賛成にまわった民主党議員が処分されたそうだけど、マコから見るとその議員こそ信念を持っていそう。もちろん党本部が腹黒くみえた。

こういう細かい事件で議員個人の資質を見極めるのはアリよね。

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2008年3月10日 (月)

ちょっとまじめな高速道路の話(8)

最近の道路特定財源の議論のことでちょっとだけどこぞの新聞の社説に物申すのにゃ!

これだけ甲乙つけがたい議論だからって選挙などの方法で世論に問うのが筋だという。

民主主義の社会ではそれが当然だといいたいようだけど、高速道路に限って言うと、この考え方は危ないのよ!

前にも書いたけど、高速道路の計画は高速道路が全くない時代に共産党も含む国会議員全会一致で決められたもの。つまり、みんなが平等な立場のときに決めたルールだということを頭において次に今のことを考えてみまちょう。

高速道路は計画の6割ができたので、単純に考えて有権者の6割がカバーされたことになるわけね。

ここで「残り4割は要らないですよね?」って多数決を取れば、基本的に6割の人が賛成することになる。

こういう多数決の取り方がフェアかどうか、ということを投票する有権者が全員認識していないと平等な議論にならないのわ。

ただ、ルールを作って40年もたってこのままでいいかという議論ができないのも困るので、6割の地域の人と4割の地域の人が平等になるようにという配慮が欠かせない。

4割の地域の首長さんはこのことをしきりに叫んでいるんだけど、6割の地域の有権者はこれを「おねだり」という低レベルなモノの見方をしてしまい、論争が幼稚にみえてしまうのだと思う。

でも、上で言ったような事情わかったうえで議論を見ていると、6割の人の意見も4割の人の意見もちゃんと理由があって言っている事が見えてくるはず。

世の中の議論が幼稚だと思った人は、あなた自身が幼稚なんだということを自覚しよう!

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2006年12月11日 (月)

ETCのかしこい使い方(3)

(副題)高速道路と一般有料道路の違いとは?

今日は倹約とも関係のあるETCのお話ね。

裏技とかじゃないけど、知っておかないとETC割引がされたのかどうかわからなくてキモチワルイことがあろうかと思うので、ちょっと予備知識として聞いて欲しいにゅ。

ETCの各種割引は全国の「高速自動車国道」に適用されますというふうに説明書には書いてあるわよね。

なんとなく読み流してると、(・o・)「あ、そう。要するに高速道路でしょ」と簡単に考えてしまうけど、実はこれだけしか知らないと、ある時なぜか割引がなされず、ハイウェイガイドとかに

(#`Д´)σ「ちゃんと時間どおりに通ったのに割引されないぞ!」と苦情電話して逆に恥をかいてしまうということになるのわ。

それはなぜかというと、「一般有料道路は高速自動車国道ではない」ということをあまり知られていないからなのダ!

一般有料道路というのは、高速自動車国道法に基づかない方法で作った有料道路のこと。でも見かけ上はほとんど高速道路と全く同じ。

困ったことに、地図などを無しに目の前の道路が高速道路か一般有料道路かを見分ける方法はナイのにゃヽ(;´д`)ノ

たとえば秋田自動車道。

北上JCT--秋田南==昭和男鹿半島--琴丘森岳==能代南

名前は全線「秋田自動車道」なのに、--は高速道路で==は一般有料道路。規制速度も暫定2車線は70キロ、4車線は80キロ。標識も緑色で見かけ上は何の違いもないわけね。

結局はこちら(→ドラなび)で確認しておくしかないのにゃ。

ちなみに、ETC割引の適用の場合、この一般有料道路の扱いはというと、「100km条件のための通算距離には一般有料道路も含まれる」けど「走った区間のうち高速道路の部分だけ割り引かれる」というふうになるのダ。

じゃあ、ETC割引を受けようと思ったら一般有料道路は避けたほうがいい?…のかと言うとそうでもないのわ。

そもそも、ヽ(#`Д´)ノ「なんで一般有料道路も割引しねぇんだ!」「そんなややこしい制度やめちまえ!」という文句があると思うのでもっと詳しく説明ちよう。

一般有料道路というのは、高速道路として作ろうとしたら料金が高くて利用者が見込めない、と判断されたために高速道路としての事業化が見送られそうになった区間を、地元自治体(あるいは国)が費用の一部を受け持つから、足りない分だけ有料道路料金でまかなってくれ、という約束で作られた道路というものなのダ。

つまり、一般有料道路は高速道路会社だけのものではないから、勝手に割引してはダメということなのにゃ!

もちろん、高速道路会社と自治体や国が共同で判断して割り引く特例もできなくはないんだけど(例:アクアライン)、実際ETC割引は交通量は増えるけど料金収入としては減収となってしまうため、借金の償還が遅れてしまうということになり、地元自治体はOKとは言わないということになる。

だけど、一般有料道路の方式を採用したそもそもの理由に立ち戻ってみよう。「高速道路として作ろうとしたら料金が高くて利用者が見込めない」という理由で採用したということは、実は一般有料道路はもともと割り引かれているのにゃっ!

だからETC割引が効かないからと言ってことさらに避ける必要はないのダ。

でもなんでこんな面倒くさい制度を取り入れたのかというと、高速道路の料金水準を100として、無料の道路として作るにはお金がかかりすぎるということで、その間を取って料金が50くらいで済む方式が一般有料道路ということね。

通行料金と通行台数は反比例の関係にあるので、一番料金収入があがる料金は必ずしも高速道路水準の100とは限らない。もし、一番料金収入があがる水準(=市場価格)が50だったら料金が50になるように国+自治体と高速道路会社で事業費を折半して作ったということなのよ。

面倒くさいけど、なるべく多くの人にとって良い結果となるように工夫されているということなので、あまり悪く言わないでネ。道路族議員が政治力で捻じ曲げようと思えば一般有料道路じゃなくて高速道路として事業化されるハズだから、これは国民の声が届いた結果できた折衷案だったということなのわ!

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2006年10月30日 (月)

福島県は速度取締りが厳しい

今日もマコが郡山に転勤してきて気づいた話の第2弾。

実はマコが引越しして最初に踏み込んだ郡山(正確には郡山市内に入る直前の本宮町)で、ウチノヒトが運転するマコ車が覆面パトカーにとっつかまってしまったのにゃ!ヽ(;´д`)ノ

100km規制の高速道路で123kmでお縄になってしまったのダ!!

ウチノヒトは普段から飛ばし屋なので、この20年以上つかまらなかったのが不思議なくらいなので、とうとう悪運もここまでかと年貢を納めることに。

(ー_ー)「はい。それじゃ、ここに住所と氏名を書いて」(←警察官)

(;゛д゛)「あのー、私いま住所不定なんですー」

(`▽´)「往生際が悪いわよ。」

転出届を出し、その日、郡山市役所に転入届を出すために急いでいたため、スピードが出すぎてしまったのわ。よって、住所不定というのは本当(笑)

それはさておき、マコが郡山に来てからというもの、1ヶ月も経ってないのに覆面やネズミトリなどの交通取締りをよく見かける。

つい一昨日も、郊外に紅葉狩りに出かけるときのこと。ウチノヒトは土がついた(違反点数が付いた)のでマコが運転していたら、カーブのすぐ先にパトカーが待ち構えてネズミトリを張っていた(40km規制の場所)。いつもならマコもウチノヒトも70~80キロは出していたと思われるところで、ウチノヒトはそこを通過したとき「( Д )」こんな顔になっていた(笑)

そのときマコは、たまたま、最近燃費が悪いのが気になっていたために徹底的なケチケチ運転に徹していたために、本当にたまたま40キロで走っていて助かったのにゃ…(ホッ)

そして今日も4号バイパスで覆面に捕まっている人をみつけた。うちの主人が仕事の関係で警察の方とお話できたとき、聞いた話では、特段いま速度取締りが厳しいというわけではないらしい(どちらかというと飲酒運転の取り締まりの徹底期間だという)。

やはり、福島県は速度規制の取締りが厳しい。

20キロオーバーは容赦なくつかまる。

東北道でつかまったときに警察官の方がポロッと言ってたけど、このあたりの人は覆面の車がわかるらしい。だから車列ができやすく、何も知らない県外者が列を一気に追い越すと御用になるという。

どうやら、福島県は取締りが厳しいというのは有名なのね。

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2006年10月28日 (土)

新しい町の地図を覚える

マコ夫婦が仙台市から郡山市に引越してもうすぐ1ヶ月になりましゅ。

隣県のことだし郡山は初めてではなかったけれど、住むことを想定していなかったから地理にはさほど詳しくないのにゃ。

そこで、マコがナビをするときウチノヒトとこういう会話が交わされるのダ。

(・_・)「なぁ、ここってどのへんだ?」

(`▽´)「ここ?富久山ってところよ。」

(・_・)「それってどのへんなんだ?」

(#`▽´)「あなた、どういう答えが返って来る事を想定してるのよ。」

そう。新しい町では基準になるものが頭に入っていないので、どう答えてもしっくり来ないのにゃ!

そこで!気の利くマコはこう答えたのわ!

d(`▽´)「仙台で言えば北仙台のあたりよ」

∑(・O・)「おお!なるほど!そのあたりなのか!」

というふうに。つまり、たまたまなんだけど、仙台と郡山は駅を中心にした道路網がなんとなく似ているのダ!

Sendai ←仙台

あくまで「なんとなく」なんだけど、南北の幹線道路の右に駅があり、外周をまわる環状線があり、環状線の内側には格子状の道路網があるというのが似ているのわ。

Koriyama

 ←郡山

仙台では東側にバイパスがあるのが郡山にはないという違いはあるものの、西側はほぼ矛盾なく郡山の位置を仙台のどこかにおきかえることができるのダ。

地名では、 日和田→将監、安積→長町、亀田→折立、大槻→茂庭

通り名では、うねめ通→北四番丁通、あさか野バイパス→北環状、内環状→木町通

…という具合なのにゃ。こうすれば頭の中に地図を書き込むための「台紙」ができたようなものなのでとっても覚えやすいのにゃっ!

まぁ、実際にやってみるとちょっと無理があるけど、その無理がまた面白いのヨ。

(・_・)「郡山市役所ってどのへんにあるんだ?」

(`▽´)「さくら通沿いで内環状より西だから、仙台で言えば立町のラブホテル街ね。」

(;・д・)「ラブホテル街に市役所があるのかよっ!(違)」

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2006年9月18日 (月)

北海道の行政区分

昨日の「○庁所在地≠最大都市」ではないという例が、北海道にあるという話の続きなのにゃ。

Hokkaido2 本州以南の人はあまり知らないかもしれないけど、北海道は1つの都道府県でありながら、あまりに広いので「支庁」という区分があるのダ。

本州にも「支庁」という建物がある県があるけど、あれは単なる県庁の分庁舎みたいなもので、正式な行政区分ではないのわ。だけど、北海道はちゃんと正式な区分があり、中学校や高校で使う地図帳にも載っている。

これは県と同じようなものなので、ちゃんと「支庁所在地」という呼び方もある。

(支庁名) (支庁所在地) (最大都市)
石狩(イシカリ)   札幌市   札幌市
空知(ソラチ)   岩見沢市  岩見沢市
後志(シリベシ)  倶知安町  小樽市
胆振(イブリ)   室蘭市   苫小牧市
日高(ヒダカ)   浦河町   浦河町
渡島(オシマ)   函館市   函館市
檜山(ヒヤマ)   江差町   江差町
上川(カミカワ)   旭川市   旭川市
留萌(ルモイ)   留萌市   留萌市
宗谷(ソウヤ)   稚内市   稚内市
十勝(トカチ)   帯広市   帯広市
釧路(クシロ)   釧路市   釧路市
根室(ネムロ)   根室市   根室市
網走(アバシリ)  網走市   北見市

Hokkaido3 こんなふうに北海道には14個の区分(「~支庁」という呼び方の他に「~地方」という呼び方もありましゅ)があるのにゃ。その中に、このとおり3つ、最大都市と支庁所在地が食い違うところがあるのわ。全国の県では4つしかなくても、北海道ではすでに3つあるので、マコにはたいして珍しいことに感じなかったわけなのわ。

ちなみに補足。「北見地方」「紋別地方」という呼び方があるけど、これは「網走支庁」の一部であって、網走支庁が広すぎるために天気予報の便宜のためにソレ用に区分されたもので、正式な呼び方ではないのわ。

さて、せっかくなのでさらに補足。本州の人は北海道の高速道路がなんであんなすみずみにまで張り巡らせるのだろうとよく疑問に思う(いや、疑問に思う前に無駄という先入観で見ている)わよね。

そう思うたいていの人はおそらく北海道の支庁の行政システムを知らないのだと思うわ。

Hokkaido4 これを見てちょうだい。上の支庁所在地に北海道の高速道路計画図を重ねたのがコレ。支庁所在地のマル印がないと、なんでそんなに道路に枝葉がいるの??って思う図が、これなら一目瞭然、説明はいらないでしょ?

北海道は広すぎるために札幌市がなんでも中心になるわけにはいかず、この支庁が中心になって体系が作られているのわ。

たとえば、十勝沖地震が起こったとき、札幌市に災害対策本部ができたって現地まで5時間以上もかかるので満足に機能しないけど、帯広市なら1~2時間で支庁内のどの現地にも到着できる。もちろん、救急医療体制も同様ね。

それにしても珍しいのは、「○庁所在地」が「市」じゃなくて「町」ってのが2つもあることかな。なぜ後志支庁の支庁所在地が小樽市でないのか北海道の人にとっても不思議なのダ。

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2006年7月31日 (月)

自然渋滞が続くメカニズム

マコは会社で道路行政関係の事務の仕事をしているのでこういう情報はよく目に付くのね。で、今回はマコのお気に入りサイト「日本の道を診る」さんでピックアップされている渋滞について、マコもひとつ興味深いお話をご紹介ちまちょう。

これはマコの会社で取っている月刊誌「道路(日本道路協会)」という書物でかなり前に出てきた解説を、マコの記憶と脚色でいいかげんに味付けしてみたのわw

有名な落語ネタで、「渋滞の先頭は前に何もいないのになんで先に進まないんでしょうね~」なんていうのがあったよね。地下鉄はどこから中に入れるんでしょう~なんていうネタと同じように、笑えるけど考えてみれば本当になんで?って思えてしまうからウケるんだろね。

だけど、たいていの人は「赤信号で停まってる」「料金所で停まってる」「工事で停まってる」「右折待ちの後で停まってる」などのようなところは容易に想像ができるので、渋滞にハマった人は赤信号→警察、料金所→(旧)公団、工事・右折→道路管理者のようなところに苦情をガンガン入れて、全くお役所の役人は利用者の方を向いていなくてケシカラン(#`д´)=3プンプン

…と思っていることでしょう。

ところが、実際によく渋滞にハマった人の経験として、渋滞を抜けたときに明らかに「コイツのせいだ」と思うような物が必ずしも無い…ってことがよくあるでしょ?

実はそういう渋滞の方が多く、マコの前の日記にも書いたように実際に道路が通せる車の量(=交通容量)以上に車が殺到するために起こる渋滞を「自然渋滞」というというふうに説明されていましゅ。

じゃあ、容量を増やせばいいじゃないの!と思うかもしれないけど、実はそう簡単にはいかにゃい。マコの前の日記にも書いたとおり、

Kotsu1 交通容量を越える車が殺到しても、全員が速度違反をしていれば渋滞は起きないのわ。ところが!

Kotsu2 ここでたった1台が路上駐車をして車線を塞いだ場合、後続車がどんどん溜まっていく(ただこの時点では自然渋滞ではない)。ここで駐車車輌がいなくなったとき、渋滞はすぐ解消するのかというと実はここがポイント。

Kotsu3 交通容量が100%を越えている間は原因車輌を取り除いてもいつまでたっても渋滞は解消しないのダ!!(ここで自然渋滞となる)。

渋滞ゾーンを抜けて出る車の台数よりも、渋滞ゾーンに入る車の台数のほうが多い限り、渋滞ゾーン内の台数が増え続けるので障害物がなにもなくても渋滞が解消しないのにゃ。

視点を変えると、
(1)車間距離100mで時速60キロで流れている場合
(2)車間距離10mで時速6キロで流れている場合
上の例で(1)は渋滞じゃないけど、(2)は渋滞でしょ。でも、通過交通量は同じなのがわかるかな?(車長は無視ねw)

つまり、ひとたび車間がつまってしまうと、渋滞の最後尾につく車が減らないと延々と原因不明な渋滞が続くことになる。

交通容量に対して150%の台数がビュンビュン走っているところでそんなことがおこると、渋滞のせいで速度違反ができず、100%の台数しか通れなくなる。オーバーした50%の車はとたんにどんどん渋滞の最後尾にたまっていき、渋滞はさらに激しくなっていくわけなのダ。だから交通容量を1割や2割増すような改良をしても解消しないのよ。

これは当然違法駐車者が原因だけど、原因者は渋滞発生の最初の時点でいなくなるから罪の意識は小さい、というか、自分が渋滞の原因だと気づいていないことが多いんじゃないかな?

自然渋滞を防ぐには、原因となる行為をやめさせないといけないのダ!路駐なんてもってのほか!そのほかにもトンネルの入口でついブレーキを踏んでしまうとかいう地味な原因もある。

あと、月刊道路でも「車間を詰めて走ってはいけない」という結論を出していたと思うけど、現実的に車間を開けて走ると割り込まれるだけなので対策にならないと思う。

マコが思うには、滞留車がどんどん渋滞ゾーンを抜け出ればいいので、「渋滞を抜けたと思ったら一気に加速よっΣd(゜∀゜)」が現実的に一番だと思うんだけどナーw

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2006年7月22日 (土)

危険な優先意識

今日はちょっと腹立たしいできごとがあったのわ。

Cross1 お買い物の帰り、マコは一時停止のある交差点にさしかたったのわ。

ここは住宅地の中の狭い通りなので車の速さも遅く、見通しもよい。

マコが右折の合図を出して待ってたら、右から来たA車が左折の合図を出したので、マコは右折を開始ちまちた。

Cross2 当然、お互いの速度も遅いので、危険もなくすれ違える。

こういう曲がり方はふつう誰でもするし、特段違反ということもないわけよね。お互いの妨害になっているわけでもないし。

ところが!A車の左折がちょっとばかりもたついたのか、

Cross3 なんと、右折をしたマコの前にA車のうしろを走っていたB車が対向車線にはみ出してきた!

A車を追い越しにかかってきたのよ!

スピードが遅かったから危ないってほどでもなかったけど、B車が動こうとしないのでB車に話しかけてみたらなんと!

B「こっちが直進なんだから優先だ!」

マ「あんた、右側走ってるのに優先権主張するの?!」(#`Д´)σ

相手はあくまでマコが優先権を妨害していると言いたいらしい。だけど左側走ってる車が反対車線を走ってくる車の進行を妨げちゃいけないなんて、どうかんがえてもおかしいでしょ。

少なくともB車が反対車線を走ってなければマコの車はB車の進行の妨げにはなっていないんだし、マコは右折を完了した時点で直進車なんだから、これは明らかにB車の追い越し方法違反よ。

相手の運転手は60くらいの頑固そうなじいさん(奥さん連れ)。マコがひ弱そうに見えたから引かなかったのかしら。それとも奥さんに強いところ見せたかったの?

自分勝手な解釈をした優先意識を持って運転してればいつか事故おこすわよ。

せめて事故で死ぬときは他人を巻き込まないようにしてほしいもんだわ。(`Д´#)プンプン

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2006年7月 5日 (水)

高速道路の精神を知ろう

マコのこの関連の記事にはこういうシリーズもあるからヒマがあればちょっと覗いてみてもらえると嬉しいワ(*`▽´)σちょっとまじめな高速道路の話(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)

さて、マコのお気に入りサイト「日本の道を診る」で、マコのコメントによくあるコメントがついたので自分のブログで回答することにしてたので早速お答えちまちょう…(文章が軽く見えるので「ちまちょう」はやめときますかね(笑))

>>さて、では渋滞のほとんど無い北海道の下道を60km/hで函館から根室に行くのと、対面通行の高速70km/hで行く場合の時間の差、実情にあわせて国道の制限速度を80km/hに上げる場合の効果、交通量、費用対効果、全て勘案してみて下さい。それでも高速を作ることは合理的ですか? そんなに作りたければ全額利用者もしくは北海道住民が負担して作ればいいじゃないですか。作るだけの価値があるんでしょ?
~日本の道を診る(2006年7月4日コメント)「通りすがり」さんのコメントから引用~<<

回答ダイジェスト(詳しくはさらに下段に書いてるから、おかしいと思ったら下段の同じ番号の解説を読むべし!)
1.渋滞のほとんどない→速度オーバーを前提にしてるから渋滞がほとんどないのです
2.下道を60km/hで→いくら北海道でも普通の人はそんなペースでは走れません
3.対面通行の高速70km/h→北海道では80km/hの区間がけっこうあります
4.国道の制限速度を80km/h→できるわけがありません
5.作りたければ→「ければ」ということは、つまり「本来は作ってはいけない」というのがあなたの主張ですね。
6.全額利用者…が負担→極端だと憲法違反になります
7.北海道住民が負担→極端だと憲法違反になります
8.全て勘案して…価値があるんでしょ?→勘案する項目はもっとあるので、もちろんあります。

~~回答詳細解説~~
(1)渋滞はあるのかないのか
起こる時間や場所は現実的には限られています。ただ渋滞が少ないのは、走る車がみんな速度違反をしているために起きないと考えられます。
道路には幅やカーブのきつさによるハード的な要因と速度規制や信号によるソフト的な要因により物理的に通せる車の量が決まってきます。これを「交通容量」といいます。この交通容量を越える台数が通ろうとするといわゆる「自然渋滞」となります。
ところが、現実にはみんな法定速度を守らないために交通容量よりも多い台数が通ってしまうのです。つまり、本来は起るはずの渋滞が危険な運転のために起きていないのです。
みんなが法定速度を守ればもっとあちこちで渋滞が起こるはずです。

(2)60キロ平均で走れるのか
北海道で20万キロ走行したことがあるマコが証言しますと、60キロ平均で走るためには巡航速度は90キロくらい出さないといけないです。いくら北海道でも実勢の巡航速度は郊外で80キロ、市内で60キロです。実際に長距離走って時間と距離を測ったことのある人ならわかると思いますが、65キロくらいで走って時々信号に停まるくらいなら平均60キロだろう、と考えるのは大錯覚です。普通の人が「休みなく」走っても平均速度にすると45km~50kmがやっとです。冬だと35km~40kmくらいですね。

(3)対面通行区間の制限速度
北海道では「外二車方式」と呼ばれる方法で上下線を離している区間があり、そこは追越禁止だけど80キロ出せます。それに室蘭から旭川までは4車線ありますから、この通りすがりさんは下道と高速の差がほとんどないように見せたいがためにわざと必要論者に不利なデータ(70km)を代表値として挙げたようですね。全線平均にすると根室まで一部暫定70km区間があっても(2)と同様に巡航速度を測るとおそらく75kmくらいの速度になるはずで、下道との差はかなり大きくなります。また、高速のほうが総移動時間が短いために休憩の回数が少なくて済むので時間差はかなりあります。

(4)国道の制限速度を上げれば良いか
「日本の道を診る」のコメントにも書きましたが、道路には歩行者がいるのです。80キロで走行してて歩行者を発見してすぐ停まれる場所ばかりとは限りません。だから皮肉なことに北海道は「車が法定速度を越えて走ると死亡事故が急増する」ということを実勢で証明してしまっているのです。特に冬道で80キロも出せばまず思い通りには停まれません。だから、北海道の制限速度は冬を基準に定められています。なもんで、夏に走る人は制限速度をほとんど無視しています。でも違反は違反だし、道路構造も制限速度なりの構造にしかなっていないのです。ちなみに、北海道では夏と冬で制限速度を変えている国道があるのをご存知でしょうか?北海道警も現実を見据えてできる限りの対応はしています。少なくとも「実勢に合わせて80キロ」という意見は実勢と言うものを全く理解していません

(5)本来作るべきかどうか
ここが一番のポイントです。この通りすがりさんの意見をはじめ、マコが指摘したほかの人の意見の大多数が「交通量の少なさ」を根拠に無駄・不要という主張をしています。これについては既にマコの結論を出しているので、文頭のリンク先をひととおり読んでみてほしい。
かいつまんでいえば、渋滞解消と言うのは高速道路の効果のほんの一部でしかなく、本来の目的は国土の均衡ある発展なのだということです(国土開発幹線自動車道法第1条)。つまり、憲法の中でリンクするのは「法の下の平等」です。法の下の平等を実現するために高速道路を作るのだと言う基本的な概念がない人には渋滞とか交通量といったわかりやすい一面が必要論の全てだと自分で勝手に単純化してしまっているのです。
こういえば当然「じゃあ全国くまなく隅々まで高速道路を作れっていうバカげたことを言うのか」と反論するでしょう。こう思う人は木を見て森を見ず、ですよ。高速道路は「全国総合開発計画」という国土全体のグランドデザインの一部として計画されているのです。つまり例えば、災害や急病人の搬送といったときに高速道路は使われるけど、高速道路だけで全てをまかなうのではなく、ヘリポートや高速艇などの救急体制とかと密接に結びつきながら補完しあって日本全国どこにいても生存権を守られるように考えられているわけです。
「人間は生まれてくる場所を選べない」ということを常に忘れないでください。だから高速道路をやめるなら代わりのものでカバーするという観点がない人は高速道路不要論を主張する資格はないとマコは思う。

(6)プール制の問題
最初通りすがりさんのコメントを読んだとき「へ?利用者が払うのは当然でしょ?」と思ったけど、おそらく「東名・名神のアガリで北海道の道路を作っている」という一部のマスコミの論調を鵜呑みにして、それがけしからんと多分言っているんでしょう。それは半分本当だけど穿った見方をするからけしからんというふうになるのよ。建設の時期が違うからある1年だけ見れば東名でもらった現金が北海道の工事に使われるけど、これは「キャッシュフロー」を追っているだけで「北海道の道路の借金を東名の収入で穴埋めした」というわけではないのよ。最終的には料金収入はプールされるから東名の収入で北海道の道路の借金が返されると言うことは、45年後にはあるかもしれない。だけど、今、それはまだそうなるとはいえない。北海道の道路は建設費が安いので交通量が少なくても借金が返せる。どの道路もたいていは「元本」は返せるのよ。だけど、「金利」や「物価変動」の影響を毎年受けるから赤字路線になるのね。金利や物価は時点により有利不利があるので路線別に負わせないでプールして埋めあうのがルールとしては平等でしょう。(理由は次の段落後半)
東名神沿線の人は地方にお金を奪われているかのような言い方をする人がいるけど、マコから言わせれば甚だしい恩知らずな人ね。東名神を作るお金は「資本金」「政府出資金」という国全体で負担したお金だし、その後借り入れた建設費も国全体の経済成長で借金が目減りして楽に返せたという事情があることをほとんどの人は知らないのよね。ソバ1杯30円の時代の借金を今の物価で返せば楽なのは当然でしょ。でもその物価上昇は国全体の経済発展のおかげでできたことで、東名神沿線の人だけが優先的にその利益を享受しちゃったわけなのよ。だから、国全体の人のがんばりのおかげで先に恩恵を享受できた東名神の沿線の人は後回しになった地方の人に少しは気を使うべきだと思うんだけどな。
通りすがりさんの言い方だと「なんで俺がそんな奴らのために金をださなきゃいかんのだ」と言ってるようなもんでしょ?なんでだかよーく歴史を考えてみなきゃ。
そんな事情を無視して、後回しになった人は自分のお金でつくりなさいと言うと、人口密度の違いや地理上の理由だけで税負担と受益の面で人を差別したことになり法の下の平等に反すると言うことになるわけよ。ちなみに、高速道路料金は法律上「公的負担金」という税金と同じものとして扱われているらしい。

(7)北海道の高速道路は道民が負担すべきか
高速道路の目的が法の下の平等の実現なんだから、一部の人だけに負担を強いるのは本来法律の主旨に背くことになるのは先に言ったわね。だけど、現実として財政事情がくるしく、完璧に予定どおりにはいけなくなったから、平等の観点に問題ありとしながらも苦肉の策として地方費を入れる方式が今は採用されているの。それが「新直轄方式」で北海道の北東側に延びる高速道路計画はすべてこの方法になっている。新直轄で道路をつくるという事はこれは「一般国道」という扱いなので地方費を出さないといけないということになる。「そんなに欲しいなら自分で金を出せ」という言い方は地方の人に対する差別発言でマコはものすごい憤りを感じるけど、当の北海道をはじめ地方の県は逆風に耐えながら身銭を切って本来国民全体で作るべき道路にお金を出しているのよ!

(8)高速道路の価値
この通りすがりさんは「費用対効果」という言葉を使っていながら所要時間や交通量のことしか例示していないでしょ?つまりこの人の観点は(短縮時間)×(台数)=(効果)としか思っていないということね。(5)で言ったように、どこに住んでいても最低限の基本的人権は守られなければならない。それはお金に現れない価値でもあり、最も重要なものでもあると思う。過疎地だから学校や病院を作るのは無駄だとか、使う人もいないのに身障者用のスロープやトイレを作るのは無駄だ、というような極論を堂々と言える人はいるかしら?こういうものに「費用対効果」をいう人は普通いないでしょ。だけど、高速道路に限っては料金という目安があるために費用対効果がしきりに叫ばれ、それによって建設の是非を検討せざるを得なくなった事情があり、路線ごとに費用対効果は計算されているのよね。だけど、特に大事な生存権を守るための効果を無視してはいけないので救命率の向上なども「外部効果」として効果に加味されているのが現実よ。ただね、この中でつきつめていくと、人間1人の命の重さを約1000万円(だったかな?)とみなしているのが妥協の産物なのよね…。この通りすがりさんのように1人の命の重さを0円で計算する人がとっても多いので仕方がないんだろうけど。
それと無視できないのが事故率の減少効果よ!高速道路は一般道路と比べて事故率、死亡事故率が10分の1以下という統計が明確になっているのをご存知?つまり、地域内の人々の移動距離が同じならば、高速道路がないよりあるほうが全体の事故が減ることになる。つまり、「高速があったせいでおきた事故」というのもあるけど「高速があったおかげでおきなかった事故」のほうが10倍以上あるということなのダ!おきてないからその数は目に見えないけど、統計を取ればその実態はわかるのわ。
これだけ勘案すれば価値があるのは明白でしょ?価値がないのが明白と思う人は、あなたの見識が狭すぎるためだとお考えなさい!( `▽´)σビシッ

いちおう言っておくけど、マコが住んでるのは仙台なのね。どちらかというと高速道路が整備された地域なので、マコ個人の利益を考えれば不要論者の尻馬に乗って早く無料化されたほうが得なのはたしかだけど、理不尽に追いつめられる弱者を見てると言わずにはいられないのよ。極悪人の血が騒ぐのね{{{p(`皿´#)}}}プルプル

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2006年6月24日 (土)

鳥取の高速道路

こないだのゴールデンウイークで鳥取に行ったときに面白いものをみつけたので写真に撮っておきまちた。

Tottori中国道 津山IC71km

中国道 佐用IC74km

(撮影場所は鳥取市の中心部)

平成5年頃までは四国の徳島県が「県内に全く高速道路がない県」ということでクイズの問題にもなってまちた。でも今は徳島も明石海峡や高松方向ともつながり、ループになってるくらい発達したのにゃ。

一方、鳥取県は米子道が早めに出来たために「鳥取県は高速道路から孤立している」とは言えなくなったようね。

ところが!徳島県徳島市や島根県松江市もネットワークに接続され、県庁所在地で高速が届いていないのは鳥取県鳥取市だけになってしまったのにゃ!しかもかわいそうなことに、一番近い高速で71キロも離れているという冷遇ぶりなうえに挙句はこれ以降の高速道路が不要という論調が広がっているのわ。

実はマコもこれだけ道路にこだわりを持っていながら、鳥取の距離感というのを認識していなかったのね。京都から鳥取はすぐだと思っていたら、思いっきり遠かったのわ。これだけ遠いと、経済学的に波及効果が届くのが遅れるのは明白。

よその地域の道路が不要という人は、ぜひその地方に行ってみよう!ちなみに、北海道に行くときは1月に行くように!

余談。奈良県奈良市にも高速道路が届いていないけど、京奈和道の木津ICがちょこっとだけカスってるからいいかにゃ。第二京阪道路は高速じゃないけど似たようなもんだし。

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2006年5月31日 (水)

明日から道交法改正

ウワサによると、明日から道交法改正で駐車違反の取締りが厳しくなるって話みたいなのにゃ。

取締りを民間委託するということなので、取り締まり専門の人が巡回することになるから、警察の忙しさと関係なく取り締まりが行われるようなのね。宅配業者さんが困るとか、いろいろ弊害も言われているようだけど、マコは駐車違反で摘発されるかわいそうな人を陰から見て笑う極悪人なのダ(*`▽´)ゞホーッホホホ

迷惑駐車とか無謀運転する人が御用になる瞬間を見るとスカッ!とするのよね(笑)

マコは極悪人だから駐車違反とかしまくってると思うでしょ?

と~ころが!マコは行き先の駐車場所がきちんとあるかどうか調べてから行くようにしているのよっ♪

だって~。路上駐車なんかしたら人に迷惑がかかるでしょ。マコはそこまで極悪人ではないわ(悪人の基準が曖昧…

このへんだと駐車料金はだいたい1回200円。罰金はたしか9000円だから、45回に1回つかまるならちゃんと有料でも駐車場に入れたほうがいいってことよね。45回も路駐したら、つかまるさわー。

問題は今まで路駐をあたりまえのようにしていた人がどうなるか!罰金をとられるにせよ、有料駐車場に入れるにせよ、今まで人様に迷惑をかけてた人からお金を取れるようになる。罰金で国の財政難の穴埋めに使うもヨシ、有料駐車場の売上をUPさせて駐車場所の拡充につなげるもヨシ。結果として渋滞も解消に向かうし、いいことずくめなんじゃないかな?

この改正前から思ってたんだけど、1日だけでも日本全国に少なくとも100万台は違法駐車ありそうじゃない?ヤツらから罰金取れば1日で100億円も税収(?)UPよ!年間だと3兆円よ!バンバン取ればいいじゃないΣd(゜▽゜)<消費税上げなくても済むかもよw

もっとも、そんなに取られても懲りない人はいないと思うけど、懲りた人は路駐しなくなるから渋滞解消につながり、渋滞による経済損失も減少するし、バイパス建設計画をやめてもよくなるかもしれない。

厳しく駐車違反取られたら商売やっていけない、っていう人もいるようだけど、冷酷非情なマコは「やっていけないんならそんな商売やめておしまい」(#`▽´)ゞホホッ

と言い返すにゅ。「ドロボウやめたら生きていけない」という人に、ドロボウを許すわけないでしょ?じゃあ「違法なことをしないと生きていけない人は死ねと言うのか」と開き直る人もいるだろうからこう言いまちょう。「違法なことをしないと生きていけないという考え方を改めなさい!」(#`▽´)σ*ビシ

違法なことをして生き残る人がいると、真っ当にやってる人がバカを見るのよ!生きていけないわけないんだから真っ当にやるのよっ。

そんなわけで、みんなも路駐はやめよう。つかまったらマコが憎たらしい顔して陰で笑ってるのにゃ。

ホホ…|▽´)ゝ

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2006年3月17日 (金)

ちょっとまじめな高速道路の話(7)

このシリーズもそろそろ今回で一区切りにちまちょうかね。これだけ書けば調べたい人が検索HITで来てくれそうな気もするし、あんまりこんな話ばっかりだと今まで見てくれた人が離れちゃうし(;´д⊂)

前回までは週刊現代(3/6)の本文に対する指摘をちてきまちたが、読者の多くはまず先に写真に目が行くことを考慮してか、読者を惑わす表現はむしろ写真の横にちょこっと書いてるにゅ。しかも、コメントは長いといけないので根拠を示さない。写真を見て読んだ人が共感を得ればOKという単純なモノなのにゃ。

2PAGE左上「第二東名富士川橋」
「富士川橋は、鋼製の桁とコンクリートのアーチで構成される日本初の複合アーチ橋建設費をコストダウンすると言いながら、高くつく最新技術を使う。どんな神経をしているのか」

この橋の積算書を見たわけじゃないから高くつくのかどうかはわからないけど、複合橋っていうのはコンクリートと鉄の短所を補完しあった橋のことよ。だからこういうふうに例えることができるのにゃ。「○○マンションは鉄筋とコンクリートで構成される耐震ビル、建設費をコストダウンするといいながら、高くつく耐震技術を使う、どんな神経をしているのか」と。こんなこと言う人の神経がどんなもんだかねぇ(*`▽´)ゞ

2PAGE右「常磐道福島県富岡町」
「常磐富岡ICから北に延びる建設現場をのぞむ。まだ地ならしの段階だった。約55km北にある福島県新地まで延びる。工事による環境破壊を訴える看板があった」

あら?無駄遣いの批判をするために載せてるんじゃないの?969億円で55kmなら、1キロあたり17億円で作れる計算に。東京外環道みたいに1キロ1,000億円もかけてるのからみたらすごくコストダウンしてるじゃないの。ちなみに全国平均は1キロあたり50~70億円よ。

で、ね。この環境破壊を訴える看板「この工事は樹木1.5万本を切り植生生物19種を全滅させた!!」というのを切り口に批判すればカッコよかったんじゃないかな?多かれ少なかれ人間が生活すれば動植物に被害があるんだから、道路の必要性を数値化したデータに対抗するなら、道路によってもたらされるマイナス効果を積み上げて抗弁するのが利口だと思うけどネ(`▽´)b

ちなみに、マコはこの看板立てた人の住所も名前も知ってるくらい関係が深いのよ~w

2PAGE右「東北中央道山形県尾花沢市」
「県内一の豪雪地帯である尾花沢市。この区間は新直轄方式で建設される。冬の間は工事がストップし重機はほったらかし。市内のあちこちに完成した道路や高架が雪に埋もれていた」

(`▽´)ゞホーッホホホホホ
何が何でも無駄といいたいがために、かなり無理のある恣意表現ね。雪が積もれば工事ができないのあたりまえじゃない。雪をかきわけて工事するといくらかかると思ってるのかしら。重機がほったらかし、道路や高架が雪に埋もれ…の部分は「使われずに野ざらし=無駄」と印象付けたいのだろうケド、開通していないんだから使われないのはあたりまえだし、重機も冬の間使う場所がないんだから当然でしょ。しかも、重機を車庫とかに入れておくより野ざらしにしておく方が保管費用が安くあがるからよね。雪国の知恵だと思うわ。

こういう雪国はね、民家のせまった区間を除雪するのがとてもタイヘンなのよ。しかも冬は雪で道路幅がせまくなって歩道のない国道の脇を小学生が登下校している。その脇を大型トラックが60キロ以上で走り抜けていくのよ。そういう車は自動車専用道路を走って!って言いたい親の気持ちがわかるでしょ?でも、まだ自動車専用道路がないところが多いのよ…。こういうところだからこそ道路が必要なんじゃない。

2PAGE左下「中部横断道山梨県南部町」(写真中の看板「君は太平洋を見たか、僕は日本海を見たい」)
「太平洋と日本海を結ぶ中部横断道。新直轄方式で建設費を約80億円コストカットするというが…」


するというが、何なんでしょう?「海を見たいがために何億円も使うなんてけしからん」とでも言いたいのかしら?これはキャッチフレーズでしょっ!ちなみに、新直轄で建設する場合は有料方式と違って借金をしないので金利がかからずトータルで安くあがるのよ。Σd(゜▽゜)

ほら、車のローンとかでも100万円の車を買って5年ローンとかにすると最終的に払うお金の総額は120万円くらいになるでしょ?でも一括で払えば余計な失費はないわよね。新直轄は一括払いみたいなものなのよ。ただ、この一括払いの原資は道路特定財源だったので、この後どうなるんでしょうね?

以上までが週刊現代の記事にマコが勝手に対決したシリーズでちた。では、最後に他人の批判ばっかりじゃなくマコの自論をのべておきまちょう。

高速道路計画は全国の社会平等の実現のために戦後間もなく決められた計画で、その柱として高速道路は「全部造る」「早く造る」「無料にする」の3本柱で進められてきたのにゃ。

ところが、最近の経済情勢が怪しくなって3本柱を維持できなくなったのでどれかを犠牲にする必要がでてきたにゅ。マスコミは金権政治批判が流行ということもあり、真っ先に「全部造る」「早く造る」の柱を倒しにかかったけど、「無料にする」はウケがいいのであえて残したわね。民主党が公約にかかげたのもまさにこのとおりね。

ところが、今の状態で無料にしたら高速がない地域の人は税金だけ取られて恩恵はないことになる。反対意見として、東名名神は償還が終わってるんだから無料にしろとか、東名のアガリで僻地に高速道路をつくっているといわれるけど、じゃあ東名沿線の方は建設を後回しにされて、他の路線のアガリで東名を作ってもらったほうがウレシかった?と聞いてみたいわね。ちなみに、東名名神を造ったときの資本金は北海道から九州まで全国民が平等に出した税金よ。全国民のおかげで先に造ってもらった恩恵を返していってもバチはあたらないと思うんだけどネ。

そんなわけで、マコは「無料にする」なら「(なるべく)全部造る」はセットだと考えているにゅ。なのでマコは「早く造る」を一度取り下げて借金を軽くし、せっかくの料金収入が利払いに消えないようにしてから残りをつくればいいと考えていたのわ。

しかし!高齢化社会が間近にせまってきた今、救急医療体制を置き去りにしたまま建設を先延ばしにすると人命に関わる事態が続発するということに気づいてきたにゅ!誰がバランスを取ったのかわからないけど、今のシステムは丁度いい頃合に落ち着いたと思うにゅ。

今の状態は「全部作る」を保留にして「早く造る」をスピードダウンするというように、1:1:1の三本柱を0.5:0.5:1というふうにしたのね。「無料にする」はなんとかそのまま生き残ったのわ。

財源問題から見ると、有料道路制度が維持できるギリギリまでを民営化会社にやらせて、できない分は国で引き受ける、という棲み分けができたわけにゃ。前はぜんぶ公団にやらせて有料制度が維持できなくなる危険があったから民営化で歯止めを設けたのよね。今回の建設の決定で歯止めがきかなかったと見る有識者が多いようだけど、赤字を増やす路線は民営会社にいかないようになったんだからちゃんと歯止めになったのよ。ただ、これは民営化しなくてもできた話ではあるんだけどネ。

そういうわけで、マコは今の制度になったのは一応成功だったと見ているにゅ。あとはせっかくできた制度を党利党略で捻じ曲げる党が出ないことを祈るばかりね。

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2006年3月16日 (木)

ちょっとまじめな高速道路の話(6)

なんだかマヂでここまでくると色気もへったくれもないわね(爆)w

マコのキャラが変わってしまうわっ(汗)

…まぁ、そのうちまたオトメチックネタを用意して軌道修正ちまちょうw

さて、シリーズも(自分で勝手に)盛り上がってきまちた!今回の週刊現代さんの記事にはツッコミどころが満載なため、なんかついつい日ごろのウップンまでぶつけてしまうようね(笑)

例によって青色が週刊現代(3/6)からの引用でしゅ。

「東北中央道の東根~尾花沢間を建設する山形県土木部交通基盤課高速道路整備推進室の高橋建一室長はこう回答する。『広域経済圏の促進、観光・文化の交流、医療・防災危機管理面での充実など高速交通ネットワーク化の効果は大きい。高速道路ができればこれまで約30分かかった移動時間が半分に短縮される。』」

これが建設賛成派の典型的な意見。昔からこういった回答は決り文句のようなもので、パンフレットとかにも書いてあるわ。ただ、基本的に今も昔も変わらない必要性なので、反対派からは空文に見えるのかもしれないわね。ではマコが解説を補足ちまちょう。

反対派の疑問の第一には「一般道で十分じゃないか」というのでしょうね。ところが、前にも書いたように一般道では1時間到達圏が狭すぎるために高速がある地域よりも医療体制が貧弱になる。そして長距離移動に時間がかかるためにこの場所を拠点とした産業が成立できない場面が多くなる。そして、高速道路は一般道路よりも高い安全基準で造られているので大災害に強いにゅ。もっとも自然の脅威は阪神大震災のように人間の無力さを思い知らされるけど、新潟県中越地震のときは高速道路の効果が存分に発揮されたのよ!高速道路の基本構造は震度7に耐えて発災からわずか1日で緊急車用の交通を確保したんだからたいしたものだわ(一般道も新幹線も長期にわたってストップしたのに)。

都会の人は高速道路の効果を渋滞解消という一面からしか見ない人が多いから地方の道路を直感で無駄だと断ずるけど、必要性の議論の中では高速道路が果たす役割は人命に関わる大事なものばっかりなのよ。そして、記事の中に出てくる東北中央道はこの資料9ページを見てもわかるように、100の投資に対して370の効果があるという結果が出ており、Cランク(4段階の3:ある程度の必要性が認められる)と判定され、しかも有料方式よりも新直轄方式の方が効果が大きいと出て新直轄が決まったのにゃ。

この記事が有用なものであるためには、この事実を踏まえたうえで賛成派意見に指摘しなければいけないにゅ。

「道路族たちは公共事業を生み出して、雇用対策を図り票に変えたいのが本音です」

これはマコもおそらくそのとおりだと思うのわ。だけど、だからといって道路の必要性を否定したわけではないということがわかるかしら?昨日言ったように、この記事はこの一文でもって賛成派意見がたてまえだけのように見えるように工夫しているので道路の必要性まで否定されているように錯覚してしまうのダ。だけど、こういうふうに冷静に見ると、記事は賛成派意見を実際に否定していないし、否定できる根拠も示していないのにゃ。結局この記事は、賛成派意見をバックアップする資料が公開されてしまっているうえに、これを真正面から否定する根拠がないために、この公表している資料があることを知らない人だけつかまえて盛り上がろうとしているわけにゅ!

建設の是非を問うなら、イマドキこういう論調で迎合を得ようなんて幼稚としかいいようがないわ。ちゃんとした新聞とかを読めばもっと高次元な議論になっているのに、あまりにもお粗末ね。

「それ以外にも各高速道路会社がこれから建設する高速道路にも遅かれ早かれ税金が投入されるのは目に見えている。高速道路3社は新たに造る道路の建設費に加え、旧公団から引き継いだ40兆円の借金も含めて総額50兆円を45年以内に返済するという。」

この段落はほぼすべてウソよ!税金が投入されるときというのはまさに道路事業が破綻した場合のことなんだけど、この記者が言うほど目に見えて明らかとはいえないにゅ。記者が目に見えているという根拠は次の段落で述べているけど、そこでもウソが述べられているので税金投入があるかどうかはまだわからないというのが正解よ。それと、40兆円の借金は高速道路3社でなくて6社よ。このうち本四会社分は道路特定財源で補填されることが決まっているので高速道路会社で返す借金はもう少し少ないのダ。念のため言うと、借金を返すのは高速道路会社でなくて債務返済機構ね。高速道路会社は債務返済機構に決まった額のリース料を払う仕組みなので、「高速道路会社が返済する」というのもウソなんだけど、まぁそのへんは似たようなもんなので大目にみまちょうw

「『これも絵に描いた餅です。東京湾アクアラインや本州四国橋の例を出すまでもなく、これまで公団は大甘な交通需要予測で道路を造り赤字をタレ流してきた。99年の整備計画の予測も全く見直されていない。結局、借金の返済計画は破綻するでしょう。銀行救済のために国が税金を投入したように、高速道路各社救済にも血税がタレ流しになるのです。』」

この段落は全部ジャーナリスト横田氏の主張の引用なんだけど、これっていつ言ったものなんでしょう?と疑いたくなる内容ね。今言ってるとしたらジャーナリスト失格。1年以上前に言ったものを記者が今ごろ引っ張ってきたならジャーナリストに失礼すぎ。1年以上前に猪瀬さんがテレビの前で予想交通量のいい加減さに激昂してたのを見てなかったのかしら?実はあのときそれがきっかけとなって全国的に交通量予測が見直されて今公開されている便益計算は見直された予想交通量に基づいているのよ。ちょっと古すぎてネット上ではみつけられなかったけど、猪瀬さんが公開させたハズだからどこかにあるわ。あれだけ騒いだ事件をジャーナリストが知らずにこんな主張をするようでは情報と発言でお金もらってる人なら失格といわれても仕方がないでしょ。

参考までに、マコの家の近くで建設中の常磐自動車道は大甘時代の予測で21,900台/日とされていたものが、騒ぎの時に見直されて8,500台/日に修正されているのにゃ。マコの経験では常磐自動車道が8千台は逆に少なすぎよっw

とまぁ、こんなふうに交通量予測はかなりキビシめで、金利予測も4%と今の現実を考えるとかなり厳しく改められているのわ。それと、破綻がないだろうと考える根拠はまだあと2つあるのにゃ。

ひとつに、借金の返済は債務返済機構が行い、高速道路会社は毎年決まったリース料を払うので交通量予測があたろうがはずれようが高速道路会社は機構に決まったリース料を払わないといけないにゅ。リース料は交通量予測に基づいてあらかじめ計算されるので、実は高速道路会社はリース料を安くするために交通量予測をあえて厳しく見積もったと考えられるのダ!(少なくともそういうインセンティブが働く。)厳しく見積もっているんだから実現は十分可能なわけよ。

次にこれからの高速道路会社の原資は財投機関債という政府保証のない債券が主体。だから、破綻することが明白なのであれば誰も債券を買わないから今時点で資金調達は不可能なハズなのにゃ。一部の有識者は最後には政府が面倒をみてくれるだろうから結局は国の保証があるのと同じ、というようだけど、それはそうかもしれないけどどこにも根拠がないので憶測に過ぎないにゅ。だから今は市場が交通量予測や破綻リスクをチェックしているのでムチャはできない仕組みになっているのダ!

「新たな道路建設を一切しなければ40兆円の借金は35年と10年も早く返済できると、当の政府ですら試算している。」

絵に描いた餅って言いながら、この部分はあっさり認めるのかしら?この一文は何のためにここにあるのかよくわからないけど、どちらかというと賛成派意見に有利な情報じゃないかしらね。40兆円の借金に対して毎年2兆円の料金収入があるんだから、20年で元本が返済できるのは小学生でもわかるわよね。その20年の間に発生する金利分はさらに15年で返済できるというのは単純に考えて妥当ね。つまり、「破綻するのは目に見えている」といきまいて言っていた内容と矛盾しているのにゃ。

「ムダづかいは即刻やめてもらいたい」

ここまでの説明でおわかりのように、「ムダ」の定義がいかに曖昧で時期を逸し、自分勝手な理論であるかがわかるでしょ?残念なことに、ムダという言葉はこういういい加減な議論の末に多くの人に根付いてしまったのにゃ。マコは完全な賛成派ではないから、「ムダ」という主張をしてはいけないというつもりはないのよ。でも、あまりに考え無しに自分だけの価値観で勘でモノをいう人がいかに多いか気づいてほしいのわ。今も全国に「早く道路ができていれば死なずにすんだのに…」という人が毎日のように出ていることを忘れてはいけないのにゃっ!

極悪人のマコより悪い人間になってはダメよっ(`△´)b

(いちおうまだその7へ続く)

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2006年3月15日 (水)

ちょっとまじめな高速道路の話(5)

今日はようやく各論でしゅ。ここまで辛抱して読んでくれた(奇特な)人はわかってくれたと思うけど、恣意表現に注意しながら事実の部分と筆者の意図の部分を区別しながら、まず、記事の2ページ目から1段落づつみていきまちょう。

以下「週刊現代(3/6)」からの引用は青文字ネ。

「必要のない道路は造らない-小泉首相はこう方針を掲げ、昨年10月に道路公団を民営化した。しかし改革は骨抜きだった。高速道路の建設を決める国幹会議が2/7に開かれ、99年に定められた整備計画どおり19路線49区間の建設を決定したからだ。」

いきなり理由は言わずに結論を持ってきているわね。まぁ、これは論文でもよくある展開方法なので、この段階で根拠もなく何をいうかと言ってはいけない。だけど、挙げなければいけない根拠は当然「必要ない(無駄)とは何か」ということがはっきりするわけにゃ。

「総建設費は10兆円あまり。うち税金が投入されるのは3兆円。民営化して、血税はこれまでより直接ジャブジャブ使われるようになった。民営化前より事態は悪化したのです。49区間のうち7区間に新直轄方式と呼ばれる建設方法を採用されたからです」

「血税」「ジャブジャブ」が恣意表現なのは明確にわかるよね。これは「税金」「多額に」と置き換えて読みまちょう。基本的に書いてあることは事実でしゅが、「悪化」かどうかは根拠を示す必要があると思うわね。これは「無駄である」という前提で「悪化」なのだから無駄でなければ悪化ではないからなのにゃ。ただ、これはあくまでジャーナリストの表明をそのまま載せただけなので筆者が改変することはできない、と言い訳されるかもしれないから一応言うと、ならばこのジャーナリストの言葉を引用した理由を述べなければいけないのにゃ。肯定する根拠として引用したからには自分の意見も同じだと言っていることになるんだからネ。引用したものをきちんと論理性をもって本文と結び付けないと昨日言ったように「すりかえ」になってしまうのヨッ。

「新直轄方式とは建設費の3/4を国が、残りの1/4を地方自治体が負担する仕組みだ。投入される税金3兆円のうち、国が2.25兆円、地方自治体が7500億円を負担する。民営化された高速道路各社でさえ、建設しても採算が合わないと二の足を踏んだにもかかわらず、国を巻き込んで地方自治体が建設をゴリ押ししたのである。巨額の税金を使ってまでなぜ建設するのか」

ここも前半に書いてあることは事実ね。いちおう言っておくと、新直轄方式というのは高速道路を一般国道として無料の道路として作ることだから、赤字とは関係ないし、ましてや旧道路公団のツケを税金で穴埋めするとかいう話とは関係ないことを知っていてネ。ただ、後半で本来補足を入れないといけない論点があるので指摘しておくわ。

この段落の後半を要約すると「採算が合わないのになぜ建設するのか」となるわよね。無料の道路なのになんで採算の話なんでしょうね?それはズバリ、この筆者にとっては「有料道路だった場合に採算が取れるかどうかが無駄かどうかの判断基準である」と言いたいということがハッキリするわけにゃ。

ただね、それは旧道路公団が有料投資してまで建設する場合に、「赤字を承知で権力でムリヤリ作らさせ、国会議員はその責任を負わないというモラルハザード」を指摘するために言われてきた「無駄」の定義であって、本来道路そのものが無駄かどうかということに対しては勝手な個人的価値観を述べただけに過ぎないのにゃ。

このモラルハザードについての主張は道路公団の民営化の必要性の段階で言われた実に前世代の話で、今もまだそれを主張して世論が付いてくると思っている筆者は甘いにゅ(知らずに付いていった読者の方は要注意よ!)。

その議論は2年近くも前に民営化推進委員で民営化の旗振り役だった作家の猪瀬氏にもいいだけ叩かれて今の議論まで発展しているのダ。今の議論の結果はコレ(資料PDF)の9ページを見てみるのにゃ!カンタンに言えば、1兆円の税金を使ってそれによって生み出される効果が1兆円分なければ無駄といいますよ、というふうに定義づけられているのダ!どう?それなら庶民感覚でも合うでしょ?

今の事業採択はそのように費用対効果を計算されて、有料道路方式がいいのか、新直轄方式がいいのか、あるいは中止するのかを検討されて決めたものなのダ!しかも、こんなふうにちゃんと公開されているのよ!

そこまで公開で議論がなされているのに「なぜ建設するのか」(反語表現。本当は「懸命な諸君は建設を反対せよ」と言いたいのダ。)というのはおかしいわね。この筆者は新規区間の建設費を記事に載せているのでこの公開資料は持っているのは間違いなく、その資料にはマコが言った内容はちゃんと載っている。つまり、この記者は読者が何も知らないと思ってバカにしているということなのよっ!

この「なぜ建設するのか」が読者への問題提起のための文だとすればそれは相当イジワルな教育的配慮よネ。

(あぁっ!また長くなる…その6へまだ続く…もうそろそろ誰も読んでないわね…)

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2006年3月14日 (火)

ちょっとまじめな高速道路の話(4)

さて、書き始めてしまったので、やるからにはしっかりやらなきゃネッ!昨日の続き「週刊現代」に掲載されたこの記事(→)について、マコはけっこう深いかかわりがあるのでストレートな気持ちを語るのにゃ。前回(3)ではこの記事の全体構成について「すりかえ」をしているという指摘をしたところで終わっていたけど、どういうことなのか説明ちまちょう。

ふつう論文というのは批評すべき事柄に対して賛否の両論の根拠を明らかにしてそれらを対峙させ、筆者が用意した根拠を付け加えることによって筆者自身の見解を述べるものなのにゃ。こういった形式を取らない文章は体裁は論文のような形をしていても、現実には説得力のない文章になってしまうわけなのダ。

ところが、部数競争の激しい執筆業界では常にそういう真っ当な論文ばかり書いていては読者の気を引けないだろうからテクニックを使って説得力を稼ぐのね。そのなかでよくみるのがこの「すりかえ」と「恣意表現」かしらね(注:こういう業界用語があるわけではにゃい)。

すりかえというのは、この週刊現代の記事の場合、2ページ目の真ん中、山形県土木部の人の説明と、そのすぐ左のジャーナリスト横田氏の説明の部分がそう。

この記事の場合「ムダづかいは即刻やめてもらいたい」で括っているので、無駄とは何か、無駄はどこにあるか、といったところが論点になるのわ。だから、まずは両論の根拠を明らかにすることが必要。賛成派の意見はまさに山形県土木部の方の主張であり、反対派の意見はこの文章のほぼそれ以外の全てがそう。だから、この記事が論文であるとすれば山形県土木部の方の意見に対して否定をするなら根拠を述べた上でなければならないわけなのよ。

(*1)ところが、この記事は山形県土木部の方の話のすぐ横にジャーナリストの意見を並べ、あたかも山形県の話がたてまえでジャーナリストの話が本音であるかのように見えるように構成しているのにゃ!もちろんそんなことはどこにも書いてないから、記事にウソを書いているわけではないけど、論文なら論理展開上否定する必要がある意見を、否定の余地がない意見に「すりかえる」ことによって否定したい意見を否定することなく、読者が勝手に否定されたものと思い込ませるようになっているわけなのよ。よく読んでみて!山形県土木部の方の意見に対して「こういう根拠でここがおかしい」とか言っている部分はどこにもないでしょ?

(*2)読む人によっては「山形県土木部=道路族」と考えて「たてまえと本音」の関係は成立していると感じるかもしれないけど、

(*3)実際に山形県土木部に行ってお話をいろいろしてきた経験のあるマコの証言として、この山形県の人の意見が道路族議員のために作られた文章ということでは全くないにゅ。そもそも、この山形県の方の話は30年以上前に「国土開発幹線自動車道法」や「全国総合開発計画」とかですでに述べられていることを、今もその必要性は変わらないということでそのまま言っただけなのにゃ。この記者の相当な情報収集能力から考えると、記者もそのことは重々承知で、山形県の方の意見を真っ正直に論破しようとするのは相当困難だと判断して、

(*4)あえて「すりかえ」のテクニックで読者をハメたと考えていいと思うにゅ。

次に、補足として「恣意表現」のことも述べておきまちょう。

すりかえを読者に気づかれることなく成し遂げるためには、前後の文章のお膳立てがあったほうがいいにゅ。そのために、文章に使う言葉の中で「類義語」が使えるものは極力自説に有利な単語を選ぶわけにゃ。例えば「税金」といえば済むものを「血税」ということによって、読者は何の理由もなくその使われ方が無駄だと先入観を与えられてしまうのダ。これは文章のあちこちにあるんだけど、先入観を植え付けられてしまった人には非常に心地よい響きになってしまうために、まんまとハメられた人はまさか自分が筆者に麻薬をのまされているとはよもや思わないわけなのにゃ!(←これも恣意表現よ。もちろんわざとw)

論文を書く訓練をした人は、こういうテクニックは禁じ手として習っているので文章の裏の意図が読めるけど、かなり多くの人は筆者の思惑通りに植え付けられてしまうのわ。記事には単なる事実と筆者のこめた意図が混じっていることに十分注意するのよっ!

マコのこの文章を読んで「自分はどうかな?」と考えるようになってくれれば日本も少しはよくなってくれるかしら?

(注)*1=マコ意見/*2=相手方意見/*3=両論対峙とマコの根拠/*4=マコの結論。週刊現代の記事には*3のような部分がないのダ。

(まだまだ続くわよっ!次はその5で記事の各論ね!)

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2006年3月13日 (月)

ちょっとまじめな高速道路の話(3)

このネタを書き出すと、マコのイメージがものすごいカタいというか、オジサンっぽくなるのでちょ~っとおそるおそる書いてたんだけど、でもこのトシになると今さらカワイコぶってどうすんのよ!って自分にツッコミたくなるので、このさいだから書いちゃおう。どうせ誰もこんなブログ見てないだろうしぃ~w

というのはネ!こないだこのシリーズの(2)を書いて間もなく、こんな記事(`▽´)σ「「060306syukangendai.tif」をダウンロード」がマコの手元にまわって来たのよ!あまりにもタイムリーだったので、数日かけて連載にすることにちまちた(検索HIT狙いにもなるしw)

なんでマコのところにこんな記事が回ってくるのかというと、実はマコは行政関係の事務担当の仕事をしているからなのにゃ(規則とかうるさいから組織名は明かせませんケドネw)。

時によってはこういう記事を見た人からの問い合わせの電話が来るから直接答えられるように勉強は欠かせないのダ。ただ、電話で答える場合は勝手なこと言えないので、あえて自分のブログで本音を語るのにゃ(#`▽´)ゞウップン晴らしよっw

※この記事は週刊現代の3月6日発売のものから著作権法第32条に基づき引用。

全部いっぺんに語ると超長くなるので、今日は記事全体の構成について言うわね。各論は後日。

この記事を読んだ人が「そのとおりだ」と思うか、「おかしいんじゃないか?」と思うかはそれぞれだけど、現実はそのとおり派が多いにゅ。マコのネタ(1)(2)でも述べたように、こういう非常に直感に訴える記事がもてはやされているのが原因だとマコは思っているのわ。

マコのこのシリーズを読んで理解できた人はこの記事がどこかおかしいと気づくはず。文系の人で小論文の勉強をした人なら1,2を読まなくても気づくはずよね。この記事は「すりかえ」というテクニックを使って読者の思想を誘導していることに。

大学の入試で小論文受けたことがある人(マコもそう)は「こういう文章は書いてはいけない」という典型例だと映るはずよd(゜△゜)

そもそもこういう雑誌は読者の共感を得てナンボだから、論法が正しいかどうかではないのよね。だけど、世論は