シティーズ:スカイライン(PS4)プレイ日記(11)~成長しきった都市で「産業区画計画」を撤廃したらどうなる?
今回は過去プレイを参考にもっと人口が増えるように策を練ってきたつもりですが、結果として過去プレイとほぼ同じ人口で落ち着いてしまいました。そこで、今回の実験の中で一部の条件を変えてみようと思います。
それが「産業区画計画」という条例です。産業区画で生み出される商品が倍増するということで、きっとこれは都市機能としてはプラスであろうとしてスタート時点から導入してみましたが、もしかしたらこれはマイナス効果だったかもしれません。
想定される理屈ですが、商品が倍ということは、それだけ売るための商業区画が倍必要になるため、本来は他にも使えたはずの土地が商業区画にしなければいけないこととなり、結果、余白不足で人口が頭打ちになった…ということが考えられます。
そこで実験第3弾。
成長しきった都市で「産業区画計画」を撤廃したらどうなる?
ではやってみましょう。条例の画面でマルボタンを1回押すだけで実験開始できます。
開始してしばらくすると、予想通り「販売する商品がありません」のフキダシが画面にあふれ出します。
待つこと1時間ほどで廃墟の山になりました。
以前やった(9)の実験では商業区画を半分以上撤去して、産業区画の大半が廃墟になりましたが、今回廃墟になっているのは商業区画で、産業区画は普通に生き残っています。(9)の実験時よりは建物が多く残っているのですが、なんと、人口が急激に減少をはじめました。
実験開始時は62万いた人口が約10万人減少し、52万人まで落ち込みました。ただ、商業区画が過剰なだけで産業区画は生産を続けているのでいつかは安定するはずです。
ところが、ここで不思議な現象が発生!
安定するどころか、減少の一途だった人口が急反発し、急激に増加を始めました。
人口はなんと実験開始をはるかに上回る
70万人を突破!
ここの市民はパニック状態を楽しむためにわざわざ移住してくるのか!?
統計グラフを見ると、出生数の激増、死亡数の激減、転入者の激増が原因でした。
転入者の増加は条例の撤廃と関係があるかもしれないけど、出生や死亡は関係ないでしょう!
この条例が出生数や死亡数に影響を与えるメカニズムはわかりませんが、最大人口の新記録を出すための裏技にはなりそうです。残念ながらこの増加は瞬間的なもので、すぐに出生数や転入者数の増は元に戻ってしまい、廃墟を再開発しても70万都市は維持することはできませんでした。
さて、今回の実験の話に戻りますが、産業区画条例を廃止した場合、直接的に何が起こるかはわかりましたが、区画の色分けを最適な割合に変えるなどしてパニックを収束させたら人口は前よりも増えるのかどうかが問題です。
もしもパニック収束後に人口が増えたら産業区画条例はマイナス要因だったということになります。
では早速、過剰な商業区画をオフィス区画や住居区画に塗替えてバランスを取ってみます。
これがその結果です。
撤廃前 | 撤廃後 | |
人口 | 62万 | 64万 |
住居区画 | 14万 | 14万 |
商業区画 | 15万 | 4万 |
産業区画 | 5万 | 5万 |
オフィス区画 | 0万 | 9万 |
これで廃墟だった商業区画や産業区画には新しいビルが建ち、失業者も復職しました。人口は増えたように書きましたが、実際には波があるため、安定的に増加したかどうかは断言できない程度のレベルです。ここで実験の結論をまとめましょう。
成長しきった都市で「産業区画計画」を撤廃したらどうなるか…?
結果:商業区画が廃墟化して人口が激減、一転して激増するも安定せず、廃止前と同水準の人口で増減を繰り返す。
結局、産業区画条例がない状態のほうが人口が多いか、または同程度なので、産業区画計画は人口の増加には寄与していませんでした。
しかも、条例を廃止し、産業区画と商業区画は改廃の大嵐になりましたが、一連の実験中、住居地区の建物自体は増えも減りもしませんでした。70万人に達した瞬間も今ある住居区画に吸収しきれましたし、52万人に減った時も住居地区からは1件も廃墟が生まれませんでした。
結局、成長しきった都市の人口をさらに押し上げる作戦はあるのかどうか、謎は続いています。
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