ドライブレコーダーDRY-FH200がリコール?!
ユピテル製のドライブレコーダー「DRY-FH200」がメーカー自主回収となりました。マコ夫婦も使っていましたし、以前の記事で紹介もしておりました。
原因は内臓しているリチウムイオン電池から発火する恐れがあるからということで、原因は特定されていないらしいですがそれ以外原因が考えられないからということだそうです。
さて、問題はここから。
交換を申し込むと「DRY-ST1000c」という製品が送られてきまして、その箱にDRY-FH200を入れて返送することになります。この交換について、マコ夫婦はいろいろ不都合があったので、ウチノヒトはユピテルのお客様窓口の電話でかなり食い下がりました。
ヽ(#`Д´)ノ=ウチノヒト / (・_・)=ユピテルの人
【苦情1】
ヽ(#`Д´)ノ「ドラレコのカーアダプターをレンタカー用に1セットオプションで買ってたのに、それも使えなくなっちゃうじゃないの!交換しろっていうなら一緒にオプション品も交換しなさいよ!」
(・_・)「できません」
【苦情2】
ヽ(#`Д´)ノ「今まで1ファイル25分も撮れたのに交換品は1分しか撮れないじゃないの!交換するならどの製品と交換するのかこっちにも選択権をよこしなさいよ!」
(・_・)「できません」
あと、言ってはいないけど、交換品が送られてきても、取り付けは自分でやらないといけませんね【苦情3】。買うときは販売店がサービスしてくれますがユピテルはそんなことしてくれません。
かと言って、このまま交換しないと火事になって自分が痛い目に遭うかもしれないので交換には応じないといけない。もっとも、法律的には「瑕疵担保責任」というのがあるから、交換じゃなくて「取り消し」を主張してお金を返してって言えるんですが、いずれにしても新しいドライブレコーダを探さないといけない。意外と最近の製品は長時間録画できるものがなくて、最高でも15分まで。大部分の製品は1~3分で1ファイルというのが趨勢なようで…。
泣く泣く現品を手放し、交換に応じることにしたわけですが、じゃあ交換品が実際にどのくらい不具合があるのか実際に使った感想をここに書いていくことにします。
【?】問題点1:ファイル構成が短すぎ=解決可能
ファイル構成がFH200だと25分だったのが、ST1000cだと1分になります。マコ夫婦のように旅行の記録を連続した動画で保存しておきたい人には1分のコマギレ動画では見るに堪えないし、会話がファイルの切れ目で途切れて何を言ってるのかわからなくなります。もしかしたら1秒未満の切れ目のせいで決定的な瞬間が撮れないってこともあるんじゃないかと心配していました。
FH200の時は切れ目が3秒ほど重なるように保存されていましたので、例えばファイルの切れ目で「は~ひふ~へほ~!」と叫んでいたとしますと、前のファイルで「は~ひふ~へ(プツッ)…」となっても、次のファイルで「ふ~へほ~!」と撮られているので何を言ってるのかわからんということはなかったのです。
ST1000cの場合、前後のファイルで重なる部分というのがありません。ということで試しにフリーソフトで動画をつなげることができるものを使って(マコは「IWIsoft free video」というのを使いました)コマギレファイルをつなげてみました。するとビックリ!きれいにつながり、どこに切れ目があったのかわからないくらいきれいにつながりました。保存版は繋げたものをとっておけばいいということで解決しました。
【?】問題点2(カーアダプタ交換)=解決可能
カーアダプターを買い替えなきゃいけないと思いましたが、実はFH200のアダプターと差込口の形が一致することがわかりました。しかし、窓ガラスにつけるブラケットが当たってしまうために無理につなぐと故障の原因になるのです。
←こんな具合。本体はST1000c、アダプタはFH200用。カチッと言うまでブラケットを押すとアダプタのつなぎ口に無理な力がかかって端子が曲がってしまうかもしれません。
アダプタを挿してからブラケットを押せばハマらないことはありませんが…ちょっと心配。エンジン始動で電源ONという機能もちゃんと働きます。
マネして試す方は自己責任で!
なお、ユピテルに旧品を返すとき、カーアダプタやブラケットは入れる必要はないそうです。
【?】問題点3:マイクロSD収容最長時間=解決可能
FH200だとマコ夫婦のいつも設定している解像度(720P・30fps)だと32GBのマイクロSDで9時間半撮れたのですが、ST1000cだと3時間半しか撮れないらしいのです。しかし、実際に使ってみるとなんだかカタログに書いていないことができることがわかりました。
というのも、FH200だと解像度(1080HD・1080P・720P・VGA)とコマ送り速度(30fps・15fps・10fps)の組み合わせを自由に選べないのですが、ST1000cだとそれぞれ自由に設定できるため、FH200ではできなかった「720P・10fps」という組み合わせが可能だったのです。
これによると、1分のファイルは約25MB。つまり、32GBだと21時間半ほども納まるのです。さらにVGAモードだと1分で約11MB、32GBだと40時間以上入るのです。
あとは画像の荒いVGAモードやコマ送りが遅い10fpsモードに我慢ができるかどうかの問題です。
●VGAモード……画像の大きさが640*480で固定されるため、条件がよければ前車のナンバーが4ケタまでは辛うじて読めるくらいの荒さになります。さらに、画面サイズが2:3になるため、画面の左右が狭く感じます。ワイドテレビに慣れた後に昔のブラウン管テレビを見るような感じですね。
●10fpsモード……コマ送りが1秒間に10コマという意味です。カクカク動くのが気になりますが、各コマの画像はちゃんと鮮明に写りますので情報として保存することには問題ありません。
【?】問題点4:鮮明さは大丈夫?
これがST1000cで照明のない道路で撮影した動画のスクリーンショットです(VGA・10fpsモード)。
左上に「止まれ」の標識がありますが、書いてある文字が「止まれ」だとわかっているから読めるけど、知らない地名だと読めませんね…
事故の際の証拠になるかどうかは際どいですが、旅行の記録くらいだったら、まぁ、いいかな。
次に3枚目は720P・10fpsモードで撮影したもの。こちらはけっこう鮮明ですね。高速道路の電光標識は文字として読めます。
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