どんなダイエットも通用しない体
いろいろなダイエットを実際にやってみて、どんなダイエットも効かない体質のマコが、どうやってダイエットが成功し(かかっているか)を、実体験と自分なりの理解を書き留めておきます。
■どんなダイエットも効かない体とは?
ダイエットとリバウンドを繰り返すと筋肉が落ちてしまって脂肪が燃えにくい体になると言われていますが、マコの場合、水泳3kmとか、ウオーキング6kmとか、踏台昇降運動4000段とか、流れるほど汗をかく運動を毎日やっている(いた)ので筋肉が足りないとは考えにくいです。やはり人間の体は成長するにしたがって体が自然に効率化してきて、より少ないカロリーで同様の活動ができるようになる仕組みになっているのでしょう。同じ運動を毎日やってるとラクになってくるのはそういうこともあるような気がします。もうひとつ、ダイエットが必要な体って脂肪が余り気味なわけですから、脂肪肝の疑いは当然あります。肝臓の脂肪が代謝を阻害するものならば、脂肪肝のために消費カロリーが落ちてさらに脂肪肝に拍車をかける…という悪循環に陥っている可能性があります。今のマコはまさにこの状態ではないかと考えています。
■ダイエットの選び方のコツ
チマタではいろいろなダイエット方法が紹介されていて、「○○日で○○キロ痩せました」というアピールが必ずついていますよね。マコは怪しいダイエット方法にダマされないために、こういう考え方をしています。
「1日の全消費カロリーを脂肪の燃焼でまかなったとしても0.3kgにしかならないから、このペースを超えるダイエット方法はインチキ。」
効果を水増しして見せるために、水分や老廃物が減った分もカウントに入れているのがほとんどで、こういうものはダイエットをやめたとたんに元に戻るため、それを理解していないと激しいリバウンドをしたと感じてしまいます。
■ダイエット中の体重減少の内訳
あくまで医学的知識とは無縁の個人的な実体験からの想像ですが、ダイエット中の体重の変動はほぼすべて食べ物と水分の重さだろうと思います。図にするとこんな感じです。ただ、水分=血液と考えるのは間違いですよね。人間の体は6~7割が水分だといいますが、血液はその1割未満です。しかも、血中塩分濃度は一定に保たれているので、実際に摂取した塩分を調整しているのは変動可能な組織液などの体水分でしょう。ダイエットをするとこの水分が急激に抜けていきます。だいたい初日で2キロ、その後も1週間程度は0.5~1キロ、それ以降もわずかずつ抜けていきます。だからどんなダイエットも最初は効いているように勘違いしてしまうのでしょうね。脂肪の量は前述のように1日最大0.3kgまで減りますが、何か食べたらそのぶんブレーキがかかります。ダイエットを始めて1週間くらいで停滞期が来るのはこのためで、そもそもこの最初の1週間の減少はダイエットの効果とは考えない方がいい数字です。ダイエットの効果を体重で検証したい気持ちはだれでもありますが、実際は脂肪量で検証しましょう。ただ、体脂肪計もいい加減なのであまりアテになりませんが…。
■結局ダイエットは基本に立ち返って…
マコなりにたどりついた結論は、やっぱりカロリーの収支を赤字にすることが唯一確かなダイエット方法だろうという結論です。糖質制限ダイエットにしても、プチ断食ダイエットにしても、結局「○○さえすれば好きなだけ食べていい」というのは、実はやっぱり「必要カロリーの範囲内で…」という条件がついているのです。ギャル曽根さんみたいに食べたものを吸収しないで素通りさせる特異体質ならともかく、ひとたび血液中に吸収された栄養は有機物のまま外に出すことはできませんから、必ず代謝の処理能力という消費の限界があります。当たり前のことですが、糖質制限ダイエットのルールに従っても焼肉食べ放題を毎日やったら絶対太りますよね。あとは工夫次第で、低カロリー食を多くとるとか、代謝をアップさせるとか、そういうことでダイエットの効果を高めることができるくらいです。マコの場合、低カロリー食は嫌だし、代謝アップはもう限界なので、摂取カロリーを食事抜きで強制的に消費カロリー以下にするという方法を取っています。プチ断食との違いは、時間で区切るのではなく、規定体重に達するまで何日でも抜くということです。無理な食事制限のように聞こえますけど、3日分食べたら3日抜くというだけです。
■糖質制限ダイエットに物申す
医学的な効果についてテレビやWEBでも賛否両論ありますが、それよりなにより、糖質制限ダイエットの一番の欠点は「終わりがない」ことです。何キロまで痩せたらあとは好きな糖分を摂っていいですよというところがなく、一生続けなければいけないため、
「どうして私だけこんな苦労をしなきゃいけないの!?」
という不満が生じます。「世の中には甘いものをたくさん食べてるのにスマートな人がいるのに、私はこんなにガマンしてるのに一生甘いものが食べられないなんてオカシイわっ!」という疑問に答えを出してくれないダイエット方法はモチベーションが維持できなくて失敗します。その点、マコのダイエット方法の場合は、規定体重を下回ればケーキだって食べてもいいし(そのかわり抜きの日が多くなるけど)、ある程度規定体重が下がると脂肪肝が改善して代謝量がアップして規定体重を上回る日が少なくなるはずです。なんにしても、ダイエットをするうえで本人が納得していないとうまくはいかないですよ。こちらのマンガでわかりやすく糖質制限ダイエットを勧めていますが、ダイエットをする人を面白おかしくこきおろしているため、マンガとしては面白いですが自分がこの立場になってみようと思う気が失せる、微妙な勧め方ですねw
あえて言うなら、「普通の人と同じように食べてるのになぜか太る人」というスポットの当て方の方をしてくれた方が読む側も納得いくんですけど。
しかも、糖質制限ダイエットって極めて極端な偏食ですから、健康にいいわけがありませんよ。
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