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2014年3月 9日 (日)

カビのはえた古いビデオテープの復活方法

引出しを整理していたら、ずいぶん前に使っていた8ミリビデオテープがたくさん出てきました。

ウチノヒトの趣味で、8ミリカメラを車に取り付けて、今でいうドライブレコーダーのようにして使っていたものです。

一番古いもので19年前(平成7年)の映像がありました。なんと、当時の陸前高田市、気仙沼市、名取市、岩沼市、亘理町、相馬市などもありました。

Clear それにしても驚きなのは、20年前のビデオカメラで19年前のテープを再生してもこんな綺麗な映像が残ってるもんなんですね。

ひところすぐ壊れると評判だったソニー製ですが、アッパレです!

せっかく残っていたのでテープをDVDにコピーしているのですが、やはり古いテープらしい問題が発生しました。

Tape_kabi なんと、テープにもカビが生えるんですね。こんなテープを再生したらヘッドを痛めるという問題よりも、もっと致命的な問題は「テープが切れる」ということです。

カビの塊はテープ同士をくっつける糊のような状態になっていて、これをそのまま再生したらテープが巻きとられる時に引っ張られて、カビの部分からテープが斜めに裂け、切れてしまうのです。

セロテープでもよくありますよね。斜めに裂ける現象。

普通、切れてしまったらそのテープは終わり…なのですが、19年前の貴重な映像もあるし、どうせビデオカメラもこの再生が終わったらほとんど使う見込みもないので、ガンバってテープを復活させようということでいろいろ無茶なことをしました。

これを読んでマネする人は再生機を壊すかもしれないリスクを承知で自己責任でよろ。

まず、ビデオテープのネジをはずして分解します。見たところ、開けると戻せなくなるような複雑な装置はありませんでした。

次にカビの生えたテープの巻き取りを覆っている円盤型のプラスチックをはずします。取れないように見えますが無理やり引っ張れば取れます。割れてしまっても1回再生するぶんには問題ありません。

カビの生えた部分がむき出しになったら、カッターの刃を立てて、テープの目にそって、テープを傷つけるようにゴシゴシこすってカビを落とします。普通こういう場合、テープを「傷つけないように」というところですが「傷つけるように」が正解でした。

カビの見える部分だけ落としたのでは、テープ同士がくっついている状態はクリアされず、目に見えない菌糸がテープ同士を固着しているのだと思われます。

この固着を解いてやるのが目的なので、あえてテープの縁が削れるくらいゴシゴシと擦るのです。カッターよりも、紙ヤスリがあればそっちの方がいいかも。

カビが白い粉のように出てきたら、さらに擦ってテープまで削れて黒い粉が出てくるくらいすれば固着は解けます。これでテープが切れるリスクは半分くらいに減ります。

ただ、残念ながらこれで完全ではありませんでした。上側のカビは落とせますが、下側のカビは巻き取りが軸と一体化していてプラスチック円盤を外すようにはいかないのです。

Tape_breakそこで次の対策!

カビで固着した部分はテープを引っ張ると、図のようにテープがどんどん折れて行って耐えられなくなったら裂けてしまうのです。

つまり、再生中にテープが切れて強制イジェクトになってしまうのです。

テープを分解して手でテープを引っ張ってみたところ、カビでテープが巻き取りから離れてこない場合、まっすぐ引っ張らないで、くっついた部分をかばうように横方向に引っ張ってやれば切れにくいことがわかりました。

機械の内で再生するときはテープはまっすぐ引っ張られるだけなので図のように簡単に切れてしまいます。

Tape_kusabi そこで、葉書くらいの硬さの紙(なるべくツルツルなもの)を図のようにエンピツのような形に切ってテープの起き上がる部分にあてて、ビデオテープの箱の部分のどこかにセロテープで固定します。この状態で再生するとカビでくっついた部分が通過するとき、くっついた部分は横方向に剥がれようとするために切れにくくなるのです。

万能ではありませんが実際にかなりうまくいきました。

残りテープが少なくなって巻き取りが細くなってきたらエンピツ型の紙も長いやつをもう一度作って貼り換えます。

このようにしてもやっぱりテープは切れます。

そこで、切れてしまったテープを戻す方法ですが、このようにしました。

Img_5069 斜めに裂けた部分は修復不能なので、切れた部分の両側の裂け始めの部分をまっすぐハサミで切り落とし、両側とも四角くします。

次に薄い両面テープで磁気テープをくっつけます。

どちらが上でも構いませんが、接着面が外側に露出しないようにしないと機械内部にくっついたらおしまいですので注意が要りました。

くっつけた部分はなるべくヘッドに触れないほうがいいですから、貼りあわせた部分は巻き取られる方に巻いた状態でセットして箱を閉じました。

この方法で約100時間分のテープを再生してみましたが20年前のビデオカメラが壊れることなく再生できています。

テープを素手でじかに触ったり、両面テープで貼りあわせたテープを機械に入れたり、専門家が見たらこっぴどく怒られそうなことやってますが、どうせこれが終わったらお払い箱だから関係ないもんね~。

Noizyもひとつ驚いたことですが、このビデオカメラは20年前のもので、今最近まで使っていた比較的新しい別のビデオカメラがあるんです。同じ古いテープを新しいカメラで再生するとノイズが入って見苦しいのですが、古いテープを古いカメラで再生すると綺麗なんですね。要するに、撮ったカメラで再生するのが一番画質がイイということのようです。

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