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2011年3月18日 (金)

東北関東大震災(in仙台)

のんびり旅行記を書いている場合じゃなくなったので、急遽地震関連の日記に切り替えます!

このたびマコ夫婦の安否を心配していただいたお友達の皆様に厚くお礼申しあげます。マコ夫婦と家族全員けがもなく無事であったことをまずお知らせします。

マコ夫婦と親族の居住地はマコ夫婦が現在北海道札幌市(最大震度4)です。そしてマコの実家が北海道江別市(最大震度4)、ウチノヒトの実家が仙台市宮城野区(最大震度6強)で、仙台の実家には「あねち」もおりました。

あねちとの電話が普通にできるようになったのでいろいろ体験をうかがい、惨状をご紹介して自分自身も今後の防災対策に役立てようと思っておるです。

地震は平成23年3月11日14時過ぎに発生しました。

ライフラインはすぐにすべてダウンし、一瞬にして全く情報が入ってこなくなったそうです。

今回の地震は広い範囲で震度6を超え、影響範囲も広かったために、なんと札幌市内でも電話がパンク状態になりました。東京でも同様だったと聞きます。当然こんな時に仙台の実家に電話が通じるはずなどないと思ったものの、ものは試しにとダイヤルしてみたところ、あらあらなんと!1回で通じました。

発生直後の30分くらいのところでお互いの無事が確認でき、ひと安心でしたが、現地では情報が全くわからなかったそうで、つながった電話を利用してこっちでインターネットを使って情報を調べ、電話で伝えるという方法で逆に惨状を現地に説明しました。現地では震源がどこで、どのくらいの規模で、津波警報がどうなのかとか、さっぱりわからなかったのです。

その後、間もなく、津波が発生したニュースが流れ、再びパニックになりました。また電話しましたが、このときばかりはさっきあっさりつながったようにはいきません。

津波の映像はその後あちこちからニュースになりましたので、被害の範囲と、「津波被害の種類」もわかってきました。

マコの図はこれまでのニュースを総合してマコ自身が勝手に頭に描いているものですので憶測であることを申し添えます。

Tsunami5津波被害の種類の1番目はがれきを押し流しながらすべてを巻きこんでいく一番怖い津波(図中「がれき津波」、地図の紫色)。

仙台市の荒浜地区や、三陸沿岸を襲った津波のほとんどがこのタイプでした。

2番目は、勢いよく混ざりものが少ない海水が押し寄せてくる津波(図中「流れ津波」、地図の黄色)。

仙台のご実家の近く、多賀城市あたりで起こったのがこれで、タンクローリーとかも流されていましたが、車の天井に逃げた人は無事だったようで、混ざりものが少ないおかげで大型車などはひっくりかえされるところまでいかなかったようです。

Tsunami4 3番目に、ゆっくりと水位がじわじわ上がってくる津波(図中「浸り津波」、今回の津波は該当ナシ)で、津波がぎりぎり届いた部分とか、今まで何回かあった高さが低く被害の少ない小さい津波がこれでした。

去年のチリ地震津波でニュースで見たような浸り津波ばかり見ていましたので、なんとなく津波に対する恐怖心がうすれていたように思います。

Map_tsunami 今回名取川付近の映像で流れたがれき津波は衝撃でした…。まるで火砕流です。

がれきに火がついたまま流れているんですから、あの津波はすでに液体ではないといっても過言ではないでしょうね。

次に、被災地の生活についてです。水道、電気がすぐに使用できなくなりました。

電話は断線はしませんでしたがパンク状態でほとんど通話できなかったそうです。そして、起こってから何か必要な物を買おうとしても、一斉にお店が閉まりますので、家にあるもので当面しのがないといけません。

食料や水はすぐに思いつきますが、いざというときに便利みたいな品物はその時持っていないと被災後に買うことができません。なくて困ったのは、電池類、自転車、ガソリン、反射式ストーブ、カーアダプター、カセットコンロです。

電話の機能が生き残ったのは幸いでしたが、通じません。携帯メールが有効だと言われていますが、すぐに電池が切れます。予備バッテリーは被災後には買えませんし、カーバッテリーから取るためにはアダプターが要ります。

次に熱源がないことで困ることが多数。お湯をわかせないとせっかくのインスタント食品が食べれません。電気ガス以外でお湯を沸かすものが実際なかったのです。カセットコンロがあればできたことがかなりたくさんありましたので、悔やまれます。

そしてこんなにライフラインの停止が長引くとは思いもよらなかったため、長期戦に耐えるための知恵もわかりました。

まず暖をとる方法がなく、当然ストーブは反射式ストーブ以外は電気がないとつきません。最初は車の暖房を勧めましたが、やめて正解でした。配給先や川から水を運ぶのは車がないときついです。ただ、車は渋滞するのでカゴ付き自転車があれば理想的でした。

いかにガソリンを維持するかがこの後の命運を分けます。今回の地震では運よく電話が切れなかったため、混線が解消した月曜日あたりから大役立ちでした。被災地では停電でテレビがつかないので、これだけ注意情報がテレビで流れていても意味がありません。

札幌にいるマコが電話で要点を伝え、仙台のあねちから知りたいことを聞いてインターネットで調べて答えるという流れが現地で役に立ちました。15日には津波が発生したというウソ情報が流れ、一時パニックになりかけましたが、すぐにマコが電話を受けて気象庁のサイトにアクセスし、確認したことを現地へ返答、情報はガセネタであることが判明。その後、このウソ情報への注意喚起のニュースも流れました。

そして、電気が復旧したのが発災後4日目の火曜日。現地のあねちは、やっとその段階で被害の映像を見てビックリしたそうです。

5日目現在もまだ水は復旧しておらず、衛生的にも限界が近付いているようです。高速バスで隣県などに逃げる人も多数現れました。でも、ものすごい行列で、予約など取れない状態だそうです。マコも札幌から電話予約を試みましたが、ずっと話中で予約ができません。

あねちに、マコ夫婦のいる北海道に逃げてきたら?…と勧めましたが、来る方法がないのです。

今時点でマイカー以外で行ける方法は、高速バスで新潟まで行って新潟からフェリーで小樽というルートしかありません。東京まで行ければ新千歳空港まで飛行機が出ていますが、東京へ行く交通機関はタクシーしかなく、庶民ができるはずもありません。

こっちから食料を送ってやりたい気持ちもありますが、郵便も小包も現在取扱不可だそうです。

あれこれ書きましたが、大災害が起こると、みんなが「こうすればいい」ということを一斉にするために「こうすればいい」ということは一切できなくなると考えたほうがいいです。よく言われますが、何か起こる前の備えが大事というのが痛いほどわかった出来事でした。

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コメント

マコさんやご家族の方のことを心配していました。。まず無事の報告をいただいてよかったです!!
とはいえ身内の方が被災されたとのことで大変かと思います。心よりお見舞い申し上げます。


被災された方のために何もできず、
メディアを通してしか様子を知ることができないのがもどかしいのですが、
こうやって現地の声を詳しく伝えていただけてありがたいです。

投稿: AZUKi 17 | 2011年3月19日 (土) 18時43分

ご心配いただきありがとうございます(*^^*)
うちの家族は被災と言っても細かいものばかりなので良いほうですね…。
市内では百人単位の死者が出てますので、不幸中の幸いでした。

投稿: マコ | 2011年3月20日 (日) 14時45分

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