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2011年1月17日 (月)

商店街めぐり(34)~仙台・駅前

平成22年12月31日に宮城県仙台市駅前周辺の商店街を散策しました。(→目次、→用語の意味

【周辺MAP】→別窓で拡大

Sendai

【全体イメージ】

仙台の中心地は駅の西側です。

駅の周辺で有名な観光地というと並木のきれいな定禅寺通りがありまして、アーケード街はちょうど駅から定禅寺通りまで通じているのです。

しかも、仙台市内で商店街らしい商店街はここにしかないので、遊べる要素はここに集中しているのですね。一箇所集中は北国の商店街の特徴です。

図を見るとわかりますが、大きく分けて仙台の商店街は東西に長い「ハピナ名掛丁~クリスロード~おおまち商店街」(総称して「中央通り」といいます。)と、南北に長い「一番丁四丁目商店街~ブランドーム~サンモール一番丁」(総称して「一番丁通り」といいます。)がメインになっています。

このメインストリートは仙台市のサイトで紹介されています。


ハピナ名掛丁商店街HP
Hapina_nakakecho

アーケードのタイプ:完全屋根型
商店街の雰囲気:遊び満喫型

感想:東北本線からすぐ見える商店街なので、初めて来る人は真っ先にここに来るのがいいですね。七夕シーズンには大きな飾りで華やかに。飲み屋の割合も多いですが、100円ショップやドラッグストアのような日用品、パチンコやゲームセンターのような時間つぶしできるところもあります。


クリスロード商店街HP
Clis_road

アーケードのタイプ:完全屋根型
商店街の雰囲気:遊び満喫型

感想:名掛丁とひとつながりになっていて、名前は違うけどほとんど雰囲気は一緒です。新星堂(CD)があるのでクリスロードのほうがマコは使う用が多かったですね。あと、タルタルのぬいぐるみ作りにお世話になった布の専門店マブチも以前はアーケード内にあったのが、ダイエーの中に移転しました。


おおまち商店街HP
Omachi

アーケードのタイプ:完全屋根型
商店街の雰囲気:遊び満喫型

感想:こちらも名掛丁からひとつながりで、藤崎というデパートまで続いています。このあたりは丁度最近ビルの再開発が入ったため、店がだいぶ変わってしまいました。和洋の晴れ着関係のお店が目立っていますね。


サンモール一番丁HP
Sunmall1bancho

アーケードのタイプ:完全屋根型
商店街の雰囲気:遊び満喫型

感想:以前は駅から定禅寺通りルートの枝道でしたが、地下鉄東西線青葉通一番丁駅ができたので非常に使い勝手の良い通りになりました。この通りの脇には壱弐参(いろは)横丁とか、文化横丁などの飲み屋街もあるのでよく利用されているみたいです。


ブランドーム一番丁HP
Blandome
アーケードのタイプ:完全屋根型
商店街の雰囲気:遊び満喫型

感想:正式名は「仙台一番街一番丁商店街」。ファッション関係では東北一の「FORUS(フォーラス)」があり、アーケードの飾りつけも華やかで、名前に2回も「一番」がつくだけあって市内で一番若者が集まる通りだと思います。ファッション系のお店が多いですが、井ヶ田という老舗の御茶屋も有名で、初売りの時に行列ができる名物店です。


一番丁四丁目商店街HP
1bancho4chome
アーケードのタイプ:両歩道屋根型
商店街の雰囲気:遊び満喫型

感想:フォーラスから三越デパートまでの通りで、やはりファッション系のお店が多いですが、やや単価が下がって庶民的な品揃えが増えます。生鮮食品やおもちゃ屋、中古CD屋、文房具店、ゲームセンターなどの実用品も多いです。飲み屋街として有名な国分町通りもすぐ隣にあるので、食べ物屋もけっこうありますね。


本町家具の街(ほっとたうん)(HP
Hottown
アーケードのタイプ:屋根なし型
商店街の雰囲気:専門店型

感想:専門のジャンルは名前のとおり家具なのですが、あまり集中度は高くないです。予備校やスポーツ用品、味噌屋さん、コンビニというように、いろいろ別な種類のお店などもありまして、半分近くが家具やリフォームのお店というところです。正直にいいますと家具を買おうと思ってこの通りを歩く人は少ないと思います…。マコもよく行きますが目的は佐々重という仙台味噌屋さんです。


仙台朝市HP
Sendai_asaichi
アーケードのタイプ:屋根なし型
商店街の雰囲気:生鮮市場型

感想:ここだけ築地の一角のようなにぎわいです。食材によってはスーパーでは手に入らないようなレアなものもあります。総合的な市場ですので海産物、生鮮野菜、果物はもちろん、お菓子やインスタント食品も手に入ります。開店は朝早く、午後夕方前には終わる店が多いようです。


仙台アメ横
Sendai_ameyoko
アーケードのタイプ:ビルテナント型
商店街の雰囲気:生鮮市場型~専門店型

感想:仙台朝市に隣り合うビルの中がひとつながりの市場になっています。ですのでアメ横ビルの1階が仙台朝市の一部のようなものですね。以前駄菓子屋さんがあった区画は今ではサトー商会という業務スーパーが入っていまして、でかいサイズの食品や調味料などが安く手に入る、東北地方では有名なお店です。2階はアニメイトという言わずと知れたアニメ専門店。一部装飾品のお店も入ってます。


国分町通りHP
Kokubuncho
アーケードのタイプ:屋根なし型
商店街の雰囲気:飲み屋風俗型

感想:東北一の飲み屋街で、夜はサラリーマンとタクシーがひっきりなしに動き回っています。昼にランチをするところもありますが、おおかた昼には準備でゴミ出しや仕入れトラックが横付けするという雰囲気です。ラーメン国技場という名物が近くにありましたが、数年前に閉店になってしまったそうです…。


エスパル地下名店街HP
Espal
アーケードのタイプ:地下街型
商店街の雰囲気:専門店型

感想:駅地下なので厳密には地下街とは違うようですが、東京駅一番街と同じで便利なので載せておきます。専門店は3つの区画に分かれていまして、ロフトからの連絡通路との合流する改札口付近から南が飲食店街、その北がお土産街、さらに仙石線交差部分以北が食品街というふうになっています。


文化横丁HP
Bunka_yokocho
アーケードのタイプ:屋根なし型
商店街の雰囲気:飲み屋風俗型

感想:飲み屋の割合が多いですが、洋食屋さんもけっこう見かけます。サンモール一番丁の枝道にあたるので、それなりに人通りがあります。地下鉄東西線青葉通一番丁駅の真裏になるので、ここももっとにぎやかになったと思います。


壱弐参(イロハ)横丁HP
Iroha_yokocho
アーケードのタイプ:ビルテナント型
商店街の雰囲気:飲み屋風俗型

感想:文化横丁と並行する飲み屋街で、こじんまりした独特の雰囲気を好む男性ファンが多いですが、実は意外と実用雑貨的なお店もけっこうあります。洋服、小物、お惣菜、洋食屋、ラーメン店など。長屋をつなげてひとつの細長い建物にしたような構造になっています。


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