町の便利さ指数(1)
マコは街ブラが好きなんだけど、なかなか仕事で東京に住む夢が実現できにゃい。しかも、マコは子供の頃から引越しをよく経験しており、街がショッピングの面で便利かどうかということに敏感なのにゃ。
そこで!マコの経験で思うことをひとつ。
その町が市民の需要(人口)に応えるだけのショッピングセンターを備えているかが町の便利さの指標になるのでは!と思うのわ。
具体的にはこういうこと。
・大型ショッピングセンター(P台数が千台規模)…5万人
・中型ショッピングモール(P台数数百台規模)…2.5万人
・デパート、大型専門店…2.5万人
町にある大型商業施設を全部上の人数合計し、実際の人口より多ければ便利。以下なら不便となるわけにゃ。
同じ規模のショッピングセンターがいくつもあると、競争が激しくなるために生き残りをかけて「独自色」を出そうと工夫する。そうすると、専門店が出現して大きな町でないと売ってないようなレアな商品を売るようになるわけよね。つまり、人口にみあった供給があると欲しいものが手に入りやすくなるのダ!
たとえば仙台市の計算例。(漏れがあるかもしれないけど無視w)
・大型(5万)…7&i泉、ザモール長町、ジャスコ鈎取、ジャスコ中山、ジャスコ幸町、泉西友
・中型(2.5万)…長崎屋台原、長崎屋沖野、南中山SS、荒巻センプラ、台原西友、セラビ東仙台、ダイエー仙台中央、E-Beans、S-PAL、上愛子SS、泉古内SS
・専門百貨(2.5万)…FORUS、LOFT、さくらの、藤崎、三越、141、SELVA
供給=75万 < 需要=102万(相当に不便)
…となる。なぜデパートや専門店が小さく評価されるのかというと、デパートなどの専門店の品揃えはファッション系の商品ばかりで偏りがあるから。今や郊外型大型ショッピングセンターのほうが「百貨店」という名に値するのにゃ!
ちなみに、同じ西友などでも数に入れたり入れなかったりするのは、「モール」として食品ばかりでなく、書籍・薬局・衣料品・ホームセンターなどがまとまったものでないと「衣食住」の「食」以外の需要が満たせないので。基本的にひととおりの分野がそろってないと需要を満たしうる供給源とはみなせないのダ。
こういった不便な町では、何か珍しいものが欲しくなった場合、必死に探すかあきらめるしかない。店はあるけど品揃えが代わり映えしない食品売り場ばかりの店だらけということになる。
必ずしも人口が多い町ほど便利とは限らないということなのダ!
さて、マコがこんど引越しする福島県郡山市はどうでしょう?
・大型(5万)…ジャスコ日和田、7&i、ザモール、イオンタウン
・中型(2.5万)…八山田SS、アーデン、富久山ヨーク、S-PAL
・専門百貨(2.5万)…丸井、うすい、Ati
供給=37.5万 > 需要=33万 (やや便利)
…という判定。マコが1日で見回した限りなのでやっぱり漏れがあるかな?
にしても、余分にあとで見つかれば便利さが割り増しになる。つまり、かなり便利な町に違いないようなのね。
実際に郡山の町を歩いてみて思ったのは、仙台からみて人口が3分の1しかいないとは信じられないほどにぎやか!活気があって品揃えもとっても工夫している。仙台でやっとこさっとこ辛うじてみつけたぬいぐるみの素材も、郡山市内をたった1日散歩がてら歩いただけで2箇所で見つけたほど。
幹線道路もちゃんと立体交差になっており、渋滞も工夫次第で容易に回避できる。住み慣れた仙台の悪口を言うのもなんだけど、他の町と比較してみると、仙台は都市計画が後手にまわってるのがつくづく感じた次第。
気が向いたらそのうち仙台の都市計画のことについてちょっと言及ちまちょう。
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